2012年03月02日

ご夫婦で同じモチーフ

友人からメールが来ました。
超美人の友達がご主人のハンコを作ることを検討していて、
でも遠方でお子様も小さいので、頼むとしてもネットからとなりますとありました。

口コミとても有難いです。
その友人(女性)は、はんこ屋がキレイな人に弱いことを充分知ってのメールです(笑)

でも、ネットからのご注文で超美人の意味があるのか疑問です(笑)

ご注文のメールがあった時に、
とりあえずイメージをつかむために、家族の写真を送って下さいと
返信するかかなり迷いましたが、やめておきました。
友人を信じておきましょう。

そういえば、その友人がお店にきた時に、そんな都合よくみたいなことを言った時
「私は嘘つかないもん」と返されました。
“私は”ということは、はんこ屋さんは時々ウソをつくけどと、言外の意味が(笑)

まったりさんとの飲み会で一度だけ、全てウソしか言わないという
自分だけのルールを決めて臨んだことがありました。
はんこ屋になって、普段は余計なことまで、本当のことしか言わなくなっているので、
あれクリエーティブで面白かったです。

イイこと思いつきました。
今度まったりさんとの公式飲み会で、
(途中で)ここから30分は、かならず嘘を交えて話すことと
設定するのはどうでしょう。
もちろん、他人が傷つかない、面白くなる楽しい嘘ですが。
そして30分経過したところで、ある人物に、どこに嘘があったか、推測して頂く。
公式飲み会、参加者にどんどん厳しくなっていきます(笑)

話は戻り、その超美人さんのメールは、とても感じがよく、
はんこ屋の話術ではなくメール術のせいか、気付くとご主人とご自身それぞれの実印銀行印と
4本のご注文になっていました。
で、銀行印にはモチーフも入れられますが、モチーフを入れたい場合は、資料提供をお願いしますと
メールしました。

資料添付のメールが来ました。
モチーフは、羊、青い鳥、植物と3つ。

ご主人は無しでいいんだなと勝手に解釈していました。
苗字3文字でバランスの難しいのでモチーフ無しでいいでしょう。
ところが、メールをしているうちに気付きました。
ご主人と超美人の奥様、同じ3つのモチーフ希望でした。
ラブラブご夫婦なんですね。

ご主人の方に3つ入れてしまうと、うるさくなりますので、1つに絞らさせて頂きました。
印稿を書いていて、問題発生です。
構印相体で羊のモチーフ、羊の角にちなんで、好きな直線的なうずまきを入れたいのですが
それを二つ作ってしまうと中華っぽくなります。
どうする、勝負に出て中華にするか、
でもご主人、中華でない可能性が多いので一つのうずまきは丸にしました。
大人な対応です(笑)

超美人さんのためには、しなやかな文字に3つのモチーフを入れました。

そして発送しました。
ご夫婦のはんこを並べて押すと羊が向かい合っていて嬉しいとのメールがありました。
羊1100.jpg羊2100.jpg

はんこ屋は意図していません。同じに彫りたくないだけです。

そして超美人さんにはお姉さんがいらっしゃるそうで、さらに美人だそうです。
超美人の上はなんでしょう?
究極美人、崇高美人、極み美人。
月〜土、完全に一人でお店をするようになって、
寒い季節、お昼にカップラーメンを食べることが多くなり、
ボキャブラリーが、カップラーメンぽくなっています(笑)

お姉さんが頼みたい時には、まず写真を送ってねと半分以上本気でメールしておきました(笑)

こんなはんこ屋、いつか誰かにしかられそうですが、
他の人にはできないはんこが彫れてしまうので
こんな自由も許されます。
「キレイな人のために頑張ります。」
posted by 一日3本 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月11日

お団子食べたい

「あれ、お団子は?」
「仕事の途中で、受け取りに来てしまったのでないです」
「えっ、この間注文の時に、次回お団子持って来ますと言ってましたよね(涙)」

「何か他のもの今度、持って来ます」
「いや、お団子待っているから。
お団子のために、この富士山がんばったのに」
「イイですね」

富士山丸100.jpg

「これは横山大観先生からおそわったんだよ。
雪のラインをどうするか、迷っていて、
普通にギザギザにした時、トンガリの数をいくつにするか、
それともトンガリを丸くした方が、えん印相体には合うか、
試行錯誤を繰り返していた時、富士山なら横山大観先生だと思い出し、
本を開くと雪のラインを丸にしてある作品があって、そこが輝いて見えるんですよ。
 こんな雪のラインありなんだと
 教わったわけです。
 これがその作品(霊峰十趣の内 朝)」
「ホントだ」

「ね。
 もう、他のハンコ職人さんが彫ったものから、学ぶことはあまりなくなってしまいましたが、
 ぼくには、昔の日本人の先生がたくさんいて、教えてくれますから。
 今回は横山大観先生に教わりました」
「リスペクトとか言った方がいいんじゃないですか」
「いや、日本の伝統を守っていかなければならないので、
 カタカナではなく教わったでいいんです(笑)」

それにしても、お団子が食べられなかった衝撃で、
その日、モチーフ入り印鑑の説明を聞かれていった女性に、
無意識にお団子食べられなかった話をしていたようです。

後日、その女性がモチーフ入り印鑑のご注文の際、
「この間、お団子お団子言ってたので、これ」
「あっ、お団子だ!やった!
 ヨガのサソリのポーズ、がんばります。
 なんでも言っておくものですね(笑)」

それにしても、ちっとも淡々と彫ってません(笑)
そして、まだ、お団子届きません。
待ってます。


いかがでしたでしょうか。モチーフ入り印鑑4日連続公開。
もうこれで、しぶちかはんこ屋の虜ですね(笑)
あっ、甘栗ちゃん、ブログを書いているから、暇なんだと思わないで下さい。
まだ、50本くらい注文頂いているままです。
posted by 一日3本 at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月10日

あれはクリスマスイヴ

昨年のクリスマスイヴ、夜9時頃。

「おっ、お久しぶりです」
以前、象牙で、実印、銀行印とご注文頂いたことのある男性が、ご来店です。
「会社で使っていた認印が欠けているのに気付き、
これははんこ屋さんに呼ばれているなと思い来ました」
話していて、楽しいので、時々寄ってよと言っていたのですが、もう2年ぶりくらいです。

今、置かれている状況をお聞きし、
「認印作ったからといって、解決できるような問題ではありませんね」と、
相変わらずハンコの注文に消極的なはんこ屋です(笑)

そんな話をしている時に、やはり2年前くらいに、
デザイン事務所の会社印をご注文頂いた男性が
「なんとか、やっています」とクリスマスカードを持ってきてくれました。うれしいかぎりです。

そんなことがありつつ、
「せっかくだから注文しますか」と象牙で認印のご注文頂きました。

クリスマスイヴに二人の方が、はんこ屋のことを思い出し、立ち寄ってくれました。
なんかイイはんこ屋さんになったな〜と思うのでした。
でも、次のクリスマスイヴには、男性二人、女性二人が目標です(笑)

年が明けて、お渡しの時

カミナリ100.jpg

「なんで、カミナリをモチーフにしたんでしたか?」
「『神』が付く名前なので」
「うまい!雷神ですね」

(このブログを書いていて気付きました。
 お酒好きなのでおちょこだったはずが、お神酒に見えます。
 これは、偶然なのか、狙い通りだったのか、なぞです)
 
「意外と頭の回転が速いんです」
「話していて頭がイイのは、わかりますよ。
 はんこ屋も意外と頭イイんですけど(笑)
 偏差値いくつでししたか」
「75」
「スゴイ、負けた。
 はんこ屋は中学3年の11月頃が最高で73でした」

もうこれで、3本作って頂いたので、はんこ屋への用は、とりあえずなくなりました。
でも、せっかく仲良くなったので、飲み会に声かけますよと連絡先をお聞きしました。
増殖しつづける、はんこ屋主催の飲み会メンバー候補者さん達、
はんこ屋は、ホントに皆さんと飲みに行けるのか?
こうご期待!

 
 
posted by 一日3本 at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月09日

淡々とホルンです

今、自分の中のブームは、難しいハンコを、淡々となんでもないかのように彫ることです。
このところ、ネットからのモチーフ入り印鑑をたくさんお彫りしていることも一因です。
苦労談を語れませんので(笑)

野球で真のファインプレイは、ファインプレイに見えないと同じです。
強引な例えです(笑)

今回ご紹介するハンコは、お母さまから、娘さんへの3本セット印章のうちの1本です。
ひらがなのお名前での実印と銀行印で同じ書体でのご注文があり、
サイズが違いますが、同じ書体では、似た雰囲気になってしまいますので
レイアウトを変えるか、書体を変えたいと電話とメールをしていたのですが
ざっと書いたものを見せる時間をとれず、モチーフを提案してみたところ
「ホルン」と返ってきました。
お母さまが。書いたホルンがFAXでやってきました。
こんな努力がいいんです。

「ホルン、彫るんです」とオヤジギャグが頭の中でぐるぐるさせながら、
実際の通りには、彫れないサイズですので、いかに省略して、
ホルンの雰囲気を出すか、難しい作業を淡々としていくわけです。

サックスをお彫りした時に、楽器に向きがあることを知ってしまいましたから、
向きも注意しなければなりません。

そしてできました。
ホルン100.jpg

お母さまから娘さんへの想いが、今回の3本セットで伝えられるように彫れました。

でも、余計なことは言いません。
端然と他にないはんこを彫り続けます。

ちょっとかっこいいブログになったな〜と思ったのですが
ブログで、苦労談、語ってしまっています。

これで芸大生さん達と飲むネタがひとつできました。
こんなこと書いたら台無しです(笑)
posted by 一日3本 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月08日

とうとう大工道具を

大工道具を彫ったことがあるように、思われがちですが、この度、初めてお彫りしました。
でもそれは、大工さんのためではなく、建具屋さんのお孫さんのためです。
建具屋さんアイテムは、何が良いかと考えたところ、カンナとトンカチに至りました。

トンカチ屋さんのホームページの建具屋さんが使う小さ目なトンカチを知り、それにしました。
トンカチの写真をトレースして、印稿を書いてみると、どうも実際の縮尺にしてしまうと、
トンカチの頭の部分が小さく、トンカチらしくありません。
頭部分を大きく書き直します。
モチーフも結局のところ、実物がどうなっているかよりも、
ハンコにした時、どのように見えるかが重要なわけです。
センスの問われるところです。
あっこんなこと書くと、真剣に彫っていることがバレちゃう(笑)

更に「建」の字は建具のようにデザインできることに気付き、
取手はどんな形が良いか、建具に詳しい人にお聞きしたところ、丸い形で良いということでした。
左側に丸を配置しようとすると、それは間違え、右側にないとオカシイと指摘されてしまいました。
もう、これ以上指摘を受けて制約ができると難しくなるので、見せないようにします(笑)

男の子さんですが、愛ある人生を願い、心をハート風にしました。
ご両親には、細かく彫った大工道具よりこのハートを気に入って頂いたようです。

建具100.jpg

これで大工道具を彫ったことがないとガッカリさせることは、ありません(笑)
posted by 一日3本 at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月19日

ハートのねこ

「芸大生に誉められたとブログに書いていい?」と言うと、
すかさず「音楽ですけど」とテンポ良くツッコんでくれる仲良くなったお客様。

やはり芸大生のお友達への誕生日プレゼントのモチーフ入りはんこの注文です。
前回注文してくれた男女二人でのご来店です。
念のため二人は付き合っていません(笑)

ご友人へは、サプライズプレゼントだそうで、入れて欲しいのは、友人がお飼いの猫。
友人のブログからネコ写真を持ってきてくれました。

その写真、背中に見事なハートのブチがあるんです。
この後ろ姿を文字の一部にでき、特徴があるので、お飼いの猫と分かるはずです。

「顔もブサイクでカワイイんですよ」
「ホントだ」
ざっと書いてみると、自分の絵のヘタさを実感し、
「一色にするとおかしくなるみたい」ととりあえず言ってみます(笑)
これがボツ画像です。

image-20120118234355.png

「ここのところを猫の手にするのはどうでしょう」と代案を出し、決定。

今回、つぶらな瞳の女性は、時間がなく、途中で帰られましたが、
写真では分からなかった尻尾の色を調べてくれました。

今度、このお二人と飲みに行こうと言っています。
もう芸大ネタは話してしまったしどうしましょう。
「クラシックネタとか持ってないよ。どうしょう」
「普通でいいですよ」
「そうか、クラシックの話は普段できますね」
「ぼくら、別に普通ですよ」
「えっ、お店の前で二人が待っている姿が美男美女で普通じゃないもん」

さて、どんな飲み会になるのでしょう。
芸大生と飲みに行く機会が、自分に訪れるとは思ってもいませんでした。
なので、この飲み会、普通で終わりたくないんです(笑)

そういえば、まったりさんが、飲み会の翌日にお店に顔を出すと
「(飲み会)面白かった?」と聞かれ、必ず何か反省し、
次へのアイデアを話してくると言われました。
飲み会をいかに楽しくするか勝負なので(笑)

キレイな人は、飲み会はリラックスして臨むものよと言われました。
あれ、飲み会って、そんなにラクに臨むものでしたか(笑)

遅くなりましたが、ご友人さんお誕生日おめでとうございます。
ハートねこ.JPG
posted by 一日3本 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月26日

このモチーフはなんでしょう+

しぶちかはんこ屋からの今年最後の問題です。
といってもこんな問題初めてですが(笑)
クリスマスプレゼント用にお彫りした、モチーフ入り印鑑。
使う本人が撮った写真を元に、
作成したものです。
プレゼントされた本人は、
何度も押してはルーペで見てとても喜んでくれたとレポートが届きました。
でも、はんこ屋としては、
このモチーフが何か知らない人が見た時、分かるかどうか興味があるのです。

小さい三日月はわかるでしょか。これは本来とは違います。
本来のものは彫れないと言うと、三日月にしてと言われました。
月がある、ツキがあるの縁起担ぎだそうです。なるほど。
当然モチーフは、縁起物です。

さあ、まったりさん、甘栗ちゃん、分かりますか?
他の方も分かったらコメント下さい。
最初の正解者には、いいことあるかもです(笑)

何100.jpg

+解答が書き込まれませんので、ヒント+
『福』がつきます。
posted by 一日3本 at 08:37| Comment(7) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月14日

ウサギちゃんと温泉

お飼いだった犬を入れたモチーフ入り印鑑を手にした女性。
今度は、プレゼント用のハンコと自分用の認印のご注文です。

で、認印に入れたいモチーフは、温泉マークと言います。
ざっと書きながら、
「認印ですから、読める方が、いいですよね。
あれ、女があって、温泉マーク、セクシーな感じになってしまいますが(笑)
もう片側にも空間ができますので、何か入りますが」
「なにしようかな。どうせ私が中心に使うから、うさぎ」
「どんな感じの?」
「後ろ向きでも」
「描けますか?」
「はい、こんな感じか、あるいはこんな感じでウサギになるので」
「こちら側採用です」
「もっと、大きく描いて下さい」
「昔、絵付けをしていて、その時にウサギのモチーフのことを考えたことがありまして」

女の両脇に温泉マークとうさぎ、昔、うさぎちゃんが温泉を紹介してくれる
セクシーな深夜番組あったな〜と思い出しながらも、健全にお彫りしました(笑)

ウサギと温泉100.jpg

受取りの時、早くもクリスマスプレゼントを頂きました。
iphone/image-20111214090319.png
posted by 一日3本 at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月01日

海を見つめている犬

はんこ屋職人がお休みの日曜日、
お店番のいとこに、モチーフ入り印鑑を頼まれてしまいました。
入れて欲しいモチーフは、海を見つめている犬、
iPhoneの画面をケータイで写真を撮ったものがいとこから送られて来ました。
おそらく、お飼いの犬が海岸で海を見つめている写真です。
連絡先は、分かっていましたので、別の写真と元の写真を送り直してもらいました。

さて、問題は、「海を見つめている」です。
海はどうやって表すのでしょう。
ネットで海を画像検索しているうちに、分かりました。
カモメを入れれば、そこは海になります。
ついで、貝も入れれば、その空間は間違えなく海になります。
アイテムで、海を表すとは、やるな、はんこ屋さん(笑)

受取りの時、苦労話をしようと待ち構えていたのですが、どうも話がかみ合いません。
はんこ屋職人への興味がないようです。
たまたま、店頭でモチーフ入り印鑑を見て、頼んだのでしょうか。
終わったことなので、あえて追求せず、ハンコは「完璧です」といわれました。
完璧なハンコは、こちら(笑)
海と犬100.jpg
posted by 一日3本 at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月25日

感謝

4年位前、夜の8時過ぎ、真剣にはんこを彫っている時、
酔っぱらいのおじさんが入って来ました。
お酒を飲んで来るようなお店ではないと思っていますので、
席も立たず、つっけんどんに答えます。

飲みに行くと、1万円以上使うというので、
1回飲みに行ったつもりで、我慢すれば、はんこ作れますよと言いました。
はんこ屋の似顔絵が気にいったと言ってました。

酔っぱらい相手で、作業が中断させられたと思いつつ、
また集中して、彫り始めた時、さっきのおじさんが、再び登場。
銀行で、はんこを注文するためにお金を下ろしてきたと言います。
飲みに行ったと思えば、はんこが作れるなどと面白いことを言うなと思ったそうです。
結局3回飲む分の実印をご注文頂きました。

その後、ご自身用にモチーフを入れた銀行印、奥様用のモチーフ入りもご注文頂きました。
ご注文の時は、必ず一杯入っています。いや4杯くらいかな(笑)

先日、久々のご来店、自分の干支のイノシシだけ彫れるかという質問です。
「彫れますが、ホントは文字無しは、しないのですが、お客様なら特別にやりますよ。
 どんなイノシシにしますか」

石のハンコの本を見ていると、
「これがいいやと、ちょうど「富」だし」
名前の1文字目が富なので、ちょうどいいということです。
「こんな風に四角にしますか、それとも丸にしますか?」
「オマカセするよ。」
「得意なのは丸なので、丸にしていいですか。」
「いいよ。」

落款印がベースですので、あえて八方位は意識せず、空間を意識してお彫りしました。
どうしても1箇所だけ、我慢できず、象形文字のいのしし、入れてしまいました。

受取りの時は、素面です。
「これ、なんのハンコだろう?」
「認印というか、気軽になんでも押せるハンコと言われてましたよ。
 例えば年賀状とか、どうですか」
「今度は欠礼だけど」

「この印鑑、店頭やブログ インターネットで紹介してもいいですか?」
「いいよ。紹介したいくらい一生懸命彫ってくれたということでしょ」
「はい」
「ここに来るのも、来週まで。
 最終決定ではないけど、退職だよ」

あっ、退職記念にハンコを作って下さったんだと、その時気付きました。
去り行くおじさんの背中に向って、深く深くお辞儀をしました。
イノシシ100.jpg
posted by 一日3本 at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月17日

やっぱりシャチハタ頼んでイイですか

お客様のアイデアの賜物ですで、文字の一部を虎っぽくした手彫りのはんこを受取りの時、
「やっぱり、シャチハタ頼んでいいですか?」

普通のシャチハタではなく、
しぶちかはんこ屋が版下を手書きして作るモチーフ入りシャチハタです。
手間がかかるので、ホントは1万円以上いただかないと合わない、でも所詮シャチハタ。
そんなに高いのもおかしいし、ネーム9で、6千円にする代わりに、
手彫りのはんこ2本以上ご注文頂いたお得意様限定です。

このことを伝えてありましたので、ホントに頼めるかの確認です。
ホントは、2本ご注文なのですが、カワイイ人なので、まだ1本ですが、注文お受けしますよ。
と、あいまいな基準を(笑)話してありますので、確認が必要なわけです。

モチーフは、はんこ屋自分用のシャチハタの中の虎と手ぬぐいのNIPPONにあった梅の花です。

シャチハタにする時の版下作りの注意点は、書いたイメージより太く出来上がる点です。
出来上がり後も、普通のゴムよりにじみがあります。細かくモチーフを書いてはダメです。

自分用のシャチハタは、龍虎がモチーフになっていますので、
左右にモチーフを配置したわけですが、
今回は虎を下にもってきた方が、虎が上向きイイ感じです。
結局4回書いて、やっと完成。
パソコン上での修正はしません。
でも、やっぱり時間がかかります。

受取りの時
「やっぱりカワイイ。この花も好みです。」と喜んで頂き、
「これ、私が今、1番気に入っているところのものです」
「見たことのない、パッケージです」
自分の作ったモノでカワイイ人が喜び、はんこ屋もカワイイ人が喜んでいる姿を見て喜び、
更に美味しい手土産で喜ぶ、素敵な瞬間です(キレイにまとめてみました(笑))

虎と梅.JPG
image-20111115145920.png

posted by 一日3本 at 00:02| Comment(3) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月09日

芸大生に誉められた

長身の男性に
「これ写真に撮っていいですか?」としぶちかはんこ屋ギャラリーを指して聞かれます。
「個人情報ですので、写真はお断りします。
ブログでしぶちかはんこ屋と検索してもらうと、そこでモチーフ入り印鑑を紹介していますので
 それを参考にして下さい」

このところ、コルクボードのしぶちかはんこ屋ギャラリーから興味を持ち、
注文までいたる確率が高まり、2人に1人は、後日注文して頂けます。

この長身のイケメンくん、あまり日にちを空けずに、女性連れでご来店です。
「モチーフ入り印鑑を注文しに来ました」
「モチーフは決まっていますか」
「ぼくは白蛇と音符で、それぞれ欲しいのですが、彼女は鷲と音符です」
「資料をお持ちですか?」
「はい」とケータイで画像を見せてくれます。
「ちゃんと、資料を持ってきて頂いて、ありがとうございます」
「ブログ読みましたので」


「ところで、音楽って、どんな?」
「クラシックです」
「服装からRockと思いました(笑)
 では、芸大ですか」
「そうです」
「お二人とも」
「そうです」

何に使うはんこか、お聞きしたところ、卒業後は、個人事業主なので
領収証を発行する際に押したいということです。
お仕事用認印なので、モチーフ入りに最適です。

ここでざっと書きながら、
めざましテレビで、芸大の学園祭の取材を見て、行きたかったと思うから始まり、
経歴点でマイナス、大宰府天満宮の結婚式場にぼくの彫ったモチーフ入り落款印があるまで
自分の持っている芸大ネタをしゃべりつくします(笑)

「この段階でかっこいいですね」
「芸大生に誉められたと言っていいですか」
「いいですけど、僕たち音楽ですけど(笑)」

「『形』の3本の棒、上が音符、下が白蛇、真ん中は、何にしましょう?」
その時にお連れのかわいい女性が、
「蛇を伸ばしていくのは、どうですか」
ざっと書いてみると、うまくまとまります。
「一緒に来て良かったですね。いいアイデアです。
 ところで、お二人は、付き合っているんですよね」
「違います」
「えっ、はんこ一緒に頼みに来て付き合っていないんですか」
「後輩です」
「ここを発見した時、興奮したメールが来て、私も頼んでみようと」
いくら聞いても、付き合っている事実をつかめませんでした(笑)

さて、女性の方は、鷲と音符。
資料は、男性の方がお持ちです。
そうそう、お二方とも楽器はフルート。
フルートの形では、ただの棒に見えてしまうので、音符にしたそうです。

「枠の八方位につけることを考えた時、ここが文字では、付かないので
 何かモチーフで付けたいのですが、何がいいでしょう。
 そうだ。苗字に「藤」が付きますから藤の花はどうですか」
「いいですね」
「芸大生に誉められたと言っていい?」
「音楽ですけど(笑)」
と、はんこ屋の提案で決まりました。

さて、お渡しの日、
やはり、二人そろってのご来店。
白蛇100.jpg

これはイケメンくんのために。

女性のためのはんこは、アートブログで公開中です。
付き合っていないので、並べて公開しません(笑)

同日に作っていますので、
並べて押して、良い感じなのですが、
並べて押すことがあったら教えてねと言っておきました(笑)

<蛇足>
女子大生には、どんなにキレイでも興味がないと言っていたはんこ屋ですが、
あまりしゃべらず、つぶらな知性を感じる瞳で見つめられると、
心がざわつくものですね。
沈黙の空間を埋めたくなります(笑)
posted by 一日3本 at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月04日

龍の基本形

「以前作って頂いた主人の実印、大活躍です」
「実印大活躍なんですね。それは嬉しいです」
「今回は、私の銀行印をお願いしに来ました」
2年くらい前に、ホームページを見てご来店されたご夫婦、
車を購入のために実印を作る必要があり、
せっかく作るなら、ちゃんとしたところでと、当店を選んでいただきました。
そして、現在は住宅のことで、実印が活躍しているとのことです。

ブログではなく、ホームページからのご来店でしたので、
銀行印ならばモチーフを入れても使用できることを伝えると

「じゅあ龍入りますか」
「入りますよ。」
ざっと書きます。
「サンズイが龍になります。玉を持たせましょう」

来年は辰年。
虎好きとしては、寅年の人のために、龍に数的に負けないように、
かなり彫ってきましたが、もう完全に流れは龍人気です。


先日も会社印3本セット全てに大胆に龍をあしらった、渾身のはんこをお彫りしました。
しかし、職人のいない日曜日に受け取られてしまい、苦労話できず、
印影公開のお願いもできませんでした。
せめてもと、龍好きのタッちゃんさんに、自慢してみました。


受け取りの時に、あらためて、最初の時なぜ、当店を選んで頂いたかお聞きし、
ホームページを発見して、良さそうなので、ランキングだか口コミを見て
評価が良いので来たそうです。
そんなページがあるんですかね。
まあいいです。

縞があり細かい虎をたくさん彫ってきた成果として、
龍の尻尾のところの飾りが彫れるようになったことでしょうか。
龍基本100.jpg

これが、しぶちかはんこ屋の龍の基本なのですが、
毎回顔の部分が違うですよ。
そこまで、変えることはないのかなと思いつつも、同じものは、彫りたくないんです。
posted by 一日3本 at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月27日

立ち去り難いです

「立ち去り難いです」
モチーフ入り印鑑、受け取りの時にこんな風に言われたのは、初めてです。
それもキレイな女性に。

新婚さんじゃなければ、はんこ屋のことを好きになってしまったんだと、
幸せな勘違いを強引にもするところです(笑)

更に「お話も面白かったし」と続きます。
「じゃあ、2,3話をしますか」
面白話を始めます。
あれ、これって、正しいはんこ屋さんの姿でしょうか(笑)

そういえば、初めてはんこ屋の飲み会に参加されたお客様から
「荒見さんのライブ、面白かったです」というような感想が届きました。
ライブだったんだ(笑)

今回のモチーフ「扇」
資料を持ってくるのを忘れたそうですが、
家紋の扇で良く、この女性、絵が上手で
ささっと描いて頂いたイラストがとても雰囲気があり、
それをお手本にしてお彫りしてしまうと、
かえって偽物感が出てしまうのではないかと
躊躇したくらいです。

ですので、家紋の扇をベースに
ここの四角は実際はなんでしょうと聞きながら、
ご本人に描いて頂いたイラストの要素も入れて、
モチーフにすることにしました。

「細かすぎて、彫り切れなかったところもあります。
 でも、限界です」とお渡ししました。
「私としては、大満足です」と受け取って頂きました。

扇100.jpg

posted by 一日3本 at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月15日

もも太とハイビスカス

カワイイ女性のご来店、実印とモチーフ入り銀行印のご注文です。
「実は、実印、時間がなくて、ネットで当日出荷のところに頼んだところ、
あまりにもがっかりする出来で、ハンコはちゃんとした所に頼まないとダメなんだと分かり、
調べてきました」
「そうなんですね。それなら、簡単です。
悪い見本をお持ちで、比較対象がありますから、
 どんな風に彫っても、明らかに上手ですから(笑)
 カワイイ人で、ちょっと緊張していたんですが(笑)」
「私も緊張して、来ました」
「はんこ屋さん、コワイですよね(笑)」

まずは実印のイメージをざっと書き、
「『香』という字は、一番上の横棒、篆書では右側がないのですが、
 そうすると、空間が出来過ぎて、かっこ悪いので、今の字の形にしています」
「そうなんですよ。ネット通販のハンコ、右上が空いていて、これはちょっとと思ったんです」
「そのことを聞かずに、ちゃんと分かっているのがスゴイでしょ(笑)」
これで、完全に信頼を勝ち得ました。

「モチーフは、何にを?」
「ネコをお願いします」
「お飼いなんですか?」
「はい。覗いている感じのネコがイイのですが」

写真を何枚か送ってもらいます。
ざっと書き、
「この辺に、空間が出来てしまいますので、シッポの形で、文字をつなぎ、空間を埋めますか。
 それとも何か、別のものを入れますか?」
「お花、ハイビスカスがイイです」
「ハワイが好きなんですか」
「はい」

帰り際、「これ少しですけど」と頂いた手土産、
ヨックモック風で、間に挟んであるのがチーズ、とっても美味しい。
前のお店の人に、お裾分けすると
後日、調べてきて、新宿ルミネで買えるとのこと
東京ミルクチーズ工場さんのものです。
頂いたどれもが、チーズの味が利いていて、とてもとても美味しいです。
(受け取りの時には、別のお店のミニレモンマドレーヌを頂きました。
 これも、新宿ルミネで購入されたそうです。新宿ルミネに行きたいです)

ということで、カワイイ人、美味しい手土産と、頑張る要素いっぱいです(笑)
ハイビスカスは、写真とイラストを良くみて、彫りました。
ハンコの中でハイビスカスを彫るには、このように彫ればいいのだよという感じの
お手本のように、彫れました。
(誰がそんなお手本必要なんだ(笑)という声が)

受け取りの際、やはり実印よりモチーフ入り銀行印に感激して頂き、
この自分のはんこに夢中な状態では、はんこ屋の話は聞いてもらえないなと思い、
おしゃべりは、あきらめました。

うっかり、印影公開を許可して頂けるか、聞き忘れてしまいました。
モチーフ資料を送ってもらう際に、連絡先がわかっていることを思い出し、
メールで許可を頂きました。
銀行印の予定が、もっとみんなに見てもらいたいと、
年賀状などに押すはんこにすることにしたそうです。
銀行印は、またあらためて、ご注文に行きますというメッセージ付きです。

もも太100.jpg

11月開催予定のまったりさんとの飲み会に、声掛けますと伝えますと、
なんと学生時代にあの機械を体験したことがあるそうです。
詳しい話は、わかりませんが、いいな〜!
まったりさん、一人参加者、確保しました。
posted by 一日3本 at 09:13| Comment(3) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月08日

お客様のアイデアの賜物です

「文字をハートにするのとか、まだやっていますか」
赤ちゃんを抱っこしていますが、可愛らしい女性です。
「はい」

おばあさまから頂いた、まだ彫っていない象牙をお持ちで
それに実印用にフルネームを彫って欲しいという要望です。
「フルネームですと、彫るだけで2万円かかりますが、よろしいですか」
「はい」

色々お聞きすると、以前当店で、印鑑ケースを購入した際に
文字の一部をハートにしたりできるんですよと、説明され
はんこを作る時は、ここと決めていたそうです。
有難いかぎりです。
そのことは、もう忘れていましたが、
きっと可愛かったので、とりあえず言ってみたのでしょう(笑)

印鑑登録するのが世田谷区。
世田谷区では、文字のデザイン化は登録でき、文字以外のものが彫ってあると登録できません。
規定が明確で、何度も世田谷区登録用のデザインはんこを彫っていますので、
加減がわかります。

最初に気になりましたのは、お名前を書いて頂いた時に、
「男っぽい名前(ファースト)ですが」と言われたことです。
うちのお店を選んで頂いた理由のひとつとして、
女性らしい可愛い感じのはんこが、欲しいのだなと分りました。

ざっと書き始め
お名前の中に「口」の部分があり、そこをハートにします。

「他になにか、ありませんか。
 お花とか息子が寅年なので虎とか」
「世田谷区なので、文字をデザイン化しか認められないので難しいですね。
 なんとなく、猫の顔にしたことはありますが」

「ここ虎になりませんか」
「どんな風に?描けますか」
ぱぱっと描いてくれました。
「なるほど、できますね。
 いいアイデアですね」
「横棒が2本あるので、虎になるな思いまして」

それを織り込んで、もう一度ざっと書きます。
「この横棒をギザギザにすると、かなり虎っぽくなりますね」

お客様からアイデアを頂き、新しい虎の表現方法ができました。
自分の名前の中に、それが応用できる文字がないのが悔しいです(笑)

お引き渡しの時
「かわいく出来上がりました」
「かわいい」
「お客様のアイデアが良かったからです。
 もし、印鑑登録の際、何か言われたら、文字のデザイン化ですと言って下さい」

ご丁寧に翌日、お電話を頂き無事登録できたと報告してもらいました。
ただその際、区役所の人に
「これはデザイン化されたはんこなので、印鑑登録はできますが、
 銀行では使えないケースがあるかも知れません」と言われたそうです(?)
銀行印としては、どの銀行でも問題なく使えると言い切れるのですが(苦笑)

とにかく、印鑑登録成功おめでとうございます。
「真」が虎に見えるでしょ!
真を虎切り取り.jpg
posted by 一日3本 at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月07日

うちのフレンチブルドックは黒

コルクボードのしぶちかはんこ屋ギャラリーを見て、
モチーフ入り印鑑に興味を持って下さる方は、結構いるのですが、
実際に注文に至る方は少なく、5,6人に1人くらいです。

モチーフ入り印鑑のご注文のきっかけは、このブログ、
周りに持っている人がいて(口コミ)、鴨居先生のマンガを読んでが主です。

そんな中、お勤めの会社の用事で認印を購入しに来た女性、
モチーフ入り印鑑に興味を持ち、
キレイな人でしたので、軽く説明をしてみます。
モチーフは自由、でも絵が得意なわけではないので、
形のわかる資料をお持ち下さいと伝えます。

このキレイな女性、ホントに、数日後注文に来てくれました。
モチーフは、フレンチブルドックでイラストの資料をお持ちです。
「わぁ、これ難しな。
 苦手なことがあって、白抜きの細い線は、うまく彫れないのです。
 あまり、浅いと朱肉で埋まってしまい、ラインが消えてしまいますし、
 はっきり出そうとすると、今度は白抜き部分が大きくなり過ぎて、
 形が違ってしまうのです」
「あんな、細かいのが彫れるので、この程度なら簡単だと思っていました。
 話を聞くと確かにとは、思いますが」

「全部をラインで構成するのは、ダメですか」
「うちのフレンチブルドックは、黒なので。
 ホントにこのイラストに良く似ていて」
ケータイの写真を見せてもらったところ、確かにそっくりです。

もうやってみるしかないようです。

「ご注文時に内金として半額程度か前金になっております。
 店頭では、現金のみでカードは使えません」
お昼休みにちょっと抜けてきて頂いたので
「今、現金手持ちがないので、後で改めてきますね」

後日
「せめて、目を白抜きにしても良いですか」
「それは、ちょっと」

そして彫る日、小さいサイズでは、とうてい彫れないことがわかり、サイズを大きくし、
仕上げ刀で、ゆっくりと白抜きのラインをつくるしか、ありません。
結局、一日このはんこ作りで、遊んでしまいました。
今の自分には、これで、精一杯です。

受け渡しの日、
「これで大満足です。蝶やお花もいるし。
 これ、『博多通りもん』、連休で実家に帰っていましたので、どうぞ。
 和風なのに洋菓子の点が大好きなんです。
 知っていますか」
「知っています。
 相模原の人が以前持ってきて下さり、何もいわずに渡され、
 パッケージが東京ばななに近いので、気軽に食べ、美味しい。
 隣におすそ分けと、渡すと、これ博多でしか、買えないものですよねと言われ、
 そんな価値があったとは、気安く食べてしまったと反省しました(笑)」

image-20111007085845.png

「もう、二度と彫らないから」
「フレンチブルドックですか」
「細い白抜きのラインは、二度と彫りたくないです」
フレンチブルドック100.jpg

「このお店でマンガを知って、『君の天井は僕の床』1巻買いました」
「モチーフ入りの印鑑について書いてあったでしょ。
 この頃は(はんこ屋のことを)かっこよく描いてくれたのですが、
 この2巻では、ほらね。大分崩れてきたでしょ(笑)」
「キャラが出てきた感じですね(笑)」
「この飲み会の話、あっ2巻読んで頂いてから話ますね」
「ネタバレになってしまいますからね」

鴨居先生、やりました。
一人読者増やしました。
posted by 一日3本 at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月01日

歓迎 茨城美人さん

ネットからのお問い合わせで、プレゼント用に
アルファベットの個人名に富士山と、できればユニオンジャックを入れたハンコを作りたく、
お店に伺う予定の日の午前中、お店にいますかというものです。
茨城県からのご来店だそうです。

その日は、お昼休み以外、終日お店にいる日でしたので、都合が良いです。
素直に、お待ちしておりますとだけ、返せばいいところ
「歓迎 茨城美人」と看板を作ってお待ちしていますと返してしまいました。
ふざけていると気分を害する可能性のあることを、
なぜ、こんなところで勝負に出るのか、わかりません(笑)
思い付いたことを、どうしてもしたなってしまうんです。

幸いのこと、気分を害することなく、返信が来ました。
というか、こんな自由にモチーフまで入れて上手に彫ってくれるお店、
他にありませんから、お客様も、しぶちかはんこ屋に合わせなくならず、大変です(笑)

ホントに看板があったら、面白いな。
ミニミニ看板作りましょうか。
歓迎とモチーフを入れた四角いハンコを彫って、
それを押し、その下に長方形の枠を書き、
茨城美人と印相体風に手書きし、様はゴム印を作ればいいな。
そうだ、その日は、西麻布美人さんもご来店予定なので、その看板も作ろうと構想は広がります。

しかし、ご来店予定日は、飲み会ウィーク、その前の週から、
お客様のハンコを彫って精一杯の日々でした。
とうてい、ミニミニ看板を作っている余裕はなく断念です。
アイデアを実現できなければ、思いつけなかったと同じなのにと、反省です。

そうこうしているうちに、ご来店予定日、午前中にご来店頂きました。
あれ、思い描いていた茨城美人さんと違います。
メロン狩りの所にいた、すごい美人ではないのですが、ちょっぴり方言があり、
若い頃は、色々無茶もして、今は包みこむような優しさがにじみ出ていますとは、違います。
お話しをしてみて、分かりました。
この女性は、茨城美人亜種(笑)、学園都市美人さんでした。

真ん中にAを富士山にしたものを配置してと、何度かざっと書いてみましたが、
まとまらず、結局、手ぬぐいの中にあった簡単な富士山にして、
Aは、別に彫ることにしました。

「左にユニオンジャック、右側には空間がありますので、
 御自身を表すものを入れませんか。
 例えば、お名前の漢字、一文字とか」
「そんなことしたら、怒られます」

お話を聞いているうちに、彼は以前は日本にいたものの、
現在はイギリスに戻ってしまているそうです。
「そうだ。スーツケースはどうですか。
 いつでも、会いに行きますというメッセージで」
「会う時は、確かにスーツケースですね。
 でも大変じゃないですか」
「Oにキャリーをつければ、スーツケースになるでしょ」

ざっと書き、まだ空間があるので、富士山に太陽を添えます。
「初日の出(見たのか、好きなのか忘れてしまいました)」
とにかく、気に入って頂きました。
何気なく書いた、この太陽が重要な要素となります。

手土産をいっぱい頂きました。
どちらも要冷蔵でした。
image-20111001212711.png

image-20111001212733.png
モンブランの方が特に美味しかったです。

後日たくさん、美味しいもの頂いてしまったなと印稿を書き始めます。
『A』どのようにしようかな。やっぱり富士山風にしようかなと書いてみます。
ピリオドをやや上に付けると、あら富士山と日の出に見えます。
二つの富士山だ。

そして彫り上がった時に、気付きました。
小さい富士山『A』には、昇り始めた太陽(ピリオド)
大きい富士山には、昇った太陽。
富士山から遠い所にいたので、小さく
時間が経過し富士山に近づき大きくなり、陽も昇った。

学園都市美人さんとイギリス人さんとの時間を彫ることが出来てしまった。

おそらく、『時』を彫ることのできた最初のはんこ職人だ(笑)
まあ、偶然ですけどね(笑)
去年、相対性理論に興味を持ち、時空間のゆがみについて考えていた成果がここに出るとは。

もし『時間』を彫ってくださいなどと言われたら、
何言ってるかわからないと答えるのですが(笑)

言われなければ、わからないと思いますが、
この長いブログを読んでしまった人には、
はんこの中に『時』が見えるはずです。
富士山とユニオンジャック100.jpg

posted by 一日3本 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月28日

ぼくが彫ったハンコのお蔭ですね

「あっ、お久しぶりです」
男女二人でご来店です。
女性の方を知っています。

「今日は、私のハンコをお願いに来ました」
「ということは、ご結婚ですか」
「はい」
「それは、おめでとうございます。
確か、クラシックギターを入れたハンコをプレゼントされた。(うなづかれて)
ハンコをプレゼントするのは、ちょっと重いじゃないですか。
大丈夫かなと思っていました。
でも、結婚できたんですね。イイ話だな〜!
まあ、ぼくが彫ったハンコのお蔭で結婚できたということですね(笑)」
「そうとも言えます(笑)
 今日は、モチーーフ入りの印鑑2本お願いしたいのですが」
「イイですよ。2本ですね」

「まず、私の認印で四つ葉のクローバーと小鳥を入れたものを」
「まず、普通に書いて、それからどこにモチーフを入れるか考えて」
と、ざっと書き始めます。
「四つ葉のクローバーは、
 4つのハートで構成されたものとリアルの近い感じとどちらがイイですか。
 小鳥は、良く彫るのが、この感じなのですが」

「もうこの段階でカワイイ」
と決まります。

「次は虎を入れて欲しいのですが」
「どんな虎ですか?大きく彫りますか?」
資料の本を見せると
「これが、毎日拭いている置物の虎に近いです」
「絵、ホントに苦手なんですけど」と言いながら、ざっと書いて決まりました。

「次に主人の実印を」
「えっ、2本って言いましたよね」
「モチーフ入り印鑑は2本です」
「そんな落とし穴が(笑)」
まず普通にざっと書き、
えん印相体が好みと聞いて、
丸く書き、ちょっとくるっとさせます。
ご主人「このくるっとしたところが、タマラナイですね」
「くるっとが好きなんですね」

引渡し時、はんこ屋に大分慣れたご主人、積極的に話してきます。
うっかり職人らしい、ちょっといい話をしてしまい、
このブログでは、割愛(笑)

そんな中、唐突に
ご主人「人を見る目がありますか?」
はんこ屋「昔は、自信があって、彼、彼女を連れてきてみて、
     合うかどうか、見てあげるからとまで言っていたんですが、
     ホントに悪い人は見抜けないという事件が2つあって、それからは」
ご主人「ぼくのことは、どう思いますか」
はんこ屋「僕が彫ったハンコで結婚しているんですよ。
     悪い人のわけないじゃないですか(笑)」

奥様のご主人を尊敬し、愛している様子を見れば、悪い人のわけありません。

もしかして、他人の家や事務所に入ってするお仕事なので、
何か言われたことがあるのかも知れません。
人様の土壌で仕事をする場合は、感じの良さも重要な要素。
仕事と割り切って、感じの良い印象を受ける身だしなみ、話し方を追求するのも必要かと思います。

自営業者にとって、自分の奥様の耳に痛い意見は、とても重要です。

二人で幸せになっていって下さい。
ぼくの彫ったはんこを持っているので、大丈夫ですよ(笑)
小鳥とクローバー100.jpg
posted by 一日3本 at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月27日

モチーフそれぞれ

どんなモチーフを入れるかは、自由なのが、当店の特徴です。
せっかく変わったものを作るのに、パターンがあって選ぶのでは、つまらない。
オリジナルなものをという姿勢です。

自由が故に、モチーフ選びに迷われる方も多いです。

娘さんの名前に「桜」が付いているので、桜をモチーフとして、
書体を直線的な構印相体にしてお彫りしました。
何度も彫ったことのある桜でも、書体を変えると、また新鮮です。

娘さんのハンコを見て、自分のものも欲しくなったものの、
モチーフが思い付けないと言っていました。
名前がモチーフになるような方は、いいですね。

また、モチーフを2つ以上入れる場合、モチーフ同士の関連性を考える方と、
まったく考えない方がいます。
虎と竹などモチーフの関連性を考えると
文字まで含めて、1枚の絵のような出来上がりになることもあります。
偶然の賜物ですが(笑)

前置きが長くなりましたが、
今回紹介するモチーフ入り印鑑は、まったく関連性のない、
好きなもの2つをモチーフにしたものです。
そのモチーフは、牛と着物。
丑年でさえありません(笑)

いまにして思えば、着物をウォーホールの牛柄にして、
帯は一般的な牛模様にするなどのアイデアも出てきますが、
接客時は、どのように入れるか必死でした。

牛は大切にしているぬいぐるみの牛から、
着物は着付けを勉強しているからもあるようでした。
資料を後日、送ってもらい完成。
何の関連性のないモチーフでもほらこの通り(笑)

牛と着物100.jpg

意外とまとまるでしょ(笑)
posted by 一日3本 at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする