2021年11月02日
0.3%
2021年09月26日
はんこの逆襲
2021年09月25日
ハンコレスが故のあそび
2021年07月17日
リピート、今、はんこ職人としてできること
2021年07月16日
今、はんこ職人としてできること
2021年04月08日
3つのレス
嘆きたい時もある
2021年03月05日
2021年3月の目標
2021年02月25日
オンライン接客3
2021年02月23日
オンライン接客2
オンライン接客してみました
2021年02月02日
はんこを綺麗に押すには5
7.朱肉を使った後ですること
特に柘(ツゲ)などの木の印材のはんこは、テッシュなど乾いたもので、印面を拭いておきましょう。朱肉の油分が木に染み込むと固く締まり、弾力が無くなり、衝撃に弱くなることが考えられます。
黒水牛、オランダ水牛(牛角白)、象牙については神経質に拭く必要はありません。自分の分身と考えた時、綺麗な状態にしておきたいと思って軽く拭くことは良いことです。
しかし、木はもちろん、角系であっても水分を含んだもので拭いてしまうと、水分を吸って膨らみ、乾いて縮むと印材に悪い影響を与えてしまいます、
また練朱肉を使用した場合は、どの印材でも丁寧に印面を拭き、目詰まりを起こさないようにして下さい。
余談ですが、練朱肉は2か月に1度は朱肉を混ぜた方が良いそうです。
8.印鑑ケースの開け閉め
日本人が、がま口をあまり使わなくなってしまったせいか、時々伝統的な印鑑ケース開けられない人がいます。ケースに上下のしるしがあることに気付いていない人がほとんどです。
外国人にもツイストと言うと、ケースが開けられことが多いです。
ガンバレ日本人。
まとめ
当店で手彫りのはんこをご注文頂き、簡単に押し方を伝えて、上手に押せる人には「ピアノ習ってましたか?」とお聞きすると、なんで分かるんですが?と答えられるますが、何かがみえているわけではありません(笑)
指先に力が入れられることが重要なようです。
押し方は自由です。綺麗に押せればどのような押し方でも、大丈夫です。
そして、はんこ屋さん達は、オーダーのものは綺麗に押せるものを作りましょう。印面を擦ってから渡すだけでだいぶん違います。
長い年月をかけ、当店で何本もご注文頂き仲良くなった男性がこのようなことを言って下さいました。
はんこ屋さんが喋りながらラフを書いている時は、そこに力が集まってきている感じがする。出来上がったハンコを押すと、今度はそこから力が広がっていく感じがする。なかなかハンコを押す機会はないけど、だから押したくなり、押す機会を作りたいんだ。
2021年01月21日
はんこを綺麗に押すには4
6.はんこを真っ直ぐ押す方法
はんこを押す時に、真っ直ぐに押すのは、難しいです。
曲がってしまう理由として、はんこを押す箇所を体の正面に置いてしまうと、腕の動きから、右利きの人は左に傾き易いです。
ですので、利き手側にはんこを押す用紙を置くことで、真っ直ぐ押しやすくなります。
そもそも、はんこを押すのに曲がってしまうのは、押す時に印面が見れないからです。
そこで、はんこを押す用紙のちょっと上に鏡を置き、印面が真っ直ぐになっているか鏡で確認して、その向きのままはんこを少し移動させて押すと、とても真っ直ぐ押せます。
最近思いついて、チャレンジしてみたところ、上手くいきました。
ただ、はんこ屋は一般の人よりはんこを押すのが上手です(笑)
この押し方で一般の人を真っ直ぐ上手に押せるかは謎です。
2021年01月16日
今回も値下げ、手書き版下オリジナルシャチハタ値下げ
2020年12月29日
はんこを綺麗に押すには3
3.はんこの持ち方
大切なのは、人差し指の第二と第三関節の間にはんこの後ろ側を付けることです。
こうすると人差し指で力を入れることができます。
4.朱肉の付け方
朱肉を付ける時には、まず、はんこの上下を確かめて、一拍おき、もう一度押して良いか考えます。
朱肉は5,6回軽く叩くように付けます。
この時に、朱肉に対してはんこが垂直に真っ直ぐを意識しましょう。
5.はんこの押し方
印面と押す紙が水平なことを意識して、紙に付けます。
そのままはんこを上げずに「野」字を描くように押し込みます。
押し込むためには、印マット、無ければ紙を何枚か重ねます。
時々、はんこの片側から紙に接して押す方がいますが、これでも綺麗に押せますが、片側だけに多く負担がかかり、欠ける要因になります。
はんこの後ろ側を指の後ろに付けて持つ。
朱肉を付ける時は軽く5,6回
押す時には、「の」の字を描きながら押し込む。
押し方はどのようにされていても、綺麗に押せるようでしたら、問題ありません。
はんこ屋もこれは、教わったことではなく、たくさんはんこを押していて気付いた作法です。
2020年12月04日
はんこを綺麗に押すには2.
2.朱肉と印マットの重要性
2020年11月26日
はんこを綺麗に押すには1.
1.はんこの印面が平らなこと
印影の美しさではなく(笑)、キレイに押すだけのことを考えると、はんこ本体(印章)で必要なことは、印面が平らなことです。
そんな、どのはんこも印面は平らでしょとお思いかも知れません。
見た目平らなくらいでは足りず、ツルツルに平らである必要があります。
100円ショップのはんこモドキは、彫らずに型にプラスチックを流し込んで作っていると思われ、それでは、印面が平らわけありません。
機械彫りのチェーン店にはんこを注文して、うちのお店との違いをわかりやすくしようとした時、印影の美しさの違い以前に、プロが押しても印面が平らでないので、キレイに押せませんでした。
印面が平らでないはんこを手にしてしまった時にどうすれば良いか。
これは意外と簡単で、印面を細かい紙ヤスリ、無ければ紙の上で擦れば良いのです。
父の時代には、天然のトクサの上で、軽く擦って、仕上げていました。
今、印材屋さんに天然のトクサは無く、新トクサと言って、板に紙ヤスリを貼り付けたものになっています。
それなら、自分でもできるので、自分で板に紙ヤスリを貼って使っています。
仕上げ用には、細かい紙ヤスリを板に貼ったものを使用しています。2000番を使っているのですが、最初荒い感じがありましたので、もっと細かい紙ヤスリが良いと思います。
既成のはんこを紙で擦ると、黒い塗料が少しとれます。
売っているそのまま、紙の上で擦る、2回.3回目と印影が鮮やかになります。
私の持っているはんこも擦ってみようと、思って頂いた方、ありがとうございます。
注意点があります。
擦ると、印影が微妙に変わることが多いです。
そのはんこが銀行などに登録している はんこでしたら、擦らない方が良いです。
擦ってしまうと、登録したはんこなのに、印影が違うと通らないことがあるようです。
印面を擦るのは、はんこを最初に使い始める前に。
そうそう、ホントは機械の字を使った機械彫りなのに、最後に紙ヤスリの上で、手で擦るので、手仕上げと言っているところがあると、昔から聞いたことがあります。
はんこ職人のみなさん、意識を高く、真面目に仕事をしていきましょう。
ここが頑張りどころです。
第1回いかがでしたか。
壮大な(笑)プロジェクトは続きます。