しぶちか時代のお話をアップするのを忘れていました。
2020年の4月に書いたものです。
1.バックオーダー150本を超える
3月1番はんこの注文が多い時は、バックオーダーが150本を超えました。
彫る時に一生懸命思い出さないと誰のためのはんこか分からない程でした。これは普通ではなかったです。
その後、はんこの実用品の面が薄くなり、自分の価値に気付き(笑)当時より値段も少しずつ上げたこともあり、コロナ前でも、バックオーダーは30〜50本となりました。
2.外国人のためのハンコ機械彫りを始める
母がお店に来れなくなり、いとこにパートで来てもらうようになりました。そこで外国人に向けての機械彫りのハンコを始めました。
観光客さん達ではなく、日本で住んでいる外国人さんは、ハンコを持っていた方が生活がしやすいです。はんこを押す小さいところにサインをしろとか言われると聞いたことがあります。
コロナ以前は、外国人のための機械彫りのハンコを作らない日がありませんでした。
3.生き残ったもの勝ち
はんこ職人さん達の高齢化が進み、目が見えないと彫れなくなり、ホントに東京で彫っている職人は数人と言われるようになってしまいました。真剣に作っているところに、本物を求める良いお客様が集まり、どのような時代になっても、食べていけるなと思えました。
おしゃべりは加速し、様々な職業の方に来て頂け、自分の知らない世界を教えて頂けたり、あるいは思わぬ共通点があったりして、ホント楽しいです。
3.次の展開を
2018年には海外旅行者4名から手彫りのはんこのご注文があり、2019年には11名からご注文がありました。
海外に向けて、アート作品に押す落款印とはんこのデザインを売っていけば、まだまだ食べていける職業に違いありません。
世界にはたくさんのアーチストさんがいるので、需要があるはずです。
ホームページに落款印のページの追加と、デザインのホームページは別に作った方が良いでしょう。
実際には、アーチストさんではなく、アート作品の作成が趣味の人の方がお金があり、手彫りのはんこでも注文していただけることに気付きました。
実用品ではないハンコの強化こそ、今、必要な展開です。
そしてはんこ職人の誰かが大成功すれば、若い人でもデザインの一つの分野として、はんこ職人を目指してくれるはずです。
さあ、大成功を、目指しましょう(笑)