2008年01月18日

カタカナの印相体

ひらがなの印相体は、行書の形をベースにした方が良いとは
何度も書いてきました。
しかし、カタカナについては、あまり書いていない気がします。
なぜかというと、ひらがなより簡単だからです(笑)

カタカナのお名前を彫る時に一番難しいのは、1行では入り切らず
2行にする時に、文字数が1行目と2行目が極端に違う時です。
音引き(ー)や『ッ、ァ』など小さい字の関係で起こることです。
音引きが2行目の先頭に来るわけには、いきませんので。

できることは、文字数の多い方を中心線よりはみ出して彫り
文字数の少ない方を少しでも複雑にすることです。
音引き(ー)は、カーブをいくつかつけても良いでしょう。

濁点の位置も考えるところです。
右上に付けようとしても、枠の外にはみ出してしまう位置だったり
濁点の下に空間が出来すぎたりします。
右下の方に文字に接して濁点を付ける場合が多いですが
これは、周りの字とのバランスで位置を決めましょう。

さて、はんこ屋職人にとっては、簡単なカタカナの印相体ですが
機械彫りとの差は歴然と出ます。

さてお名前は、何で書いてみましょうか。
最近海賊から床屋に転職した人の名前を例にしてみましょう。
ジョニー.JPG
左が機械彫りならこんな感じかなと想像して書いたものです。
右が八方位を意識して空間を埋めることを考え、
印相体はもっと自由なのだよと、ざっと書いたものです。

慣れればカタカナは、簡単でしかも機械彫りとの差が出やすいです。
さあ、職人を目指している方は
色々な人の名前を丸の中に書いてみましょう。鍛錬鍛錬

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posted by 一日3本 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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