立ち読みしていると、目の錯覚を利用して
美しく見える明朝体の説明をしているページがありました。
直線で構成されているイメージの明朝体で、
縦棒の両端を太くすることで、文字を美しく見せるという手法に
感心しました。(他にも色々テクニックがありました)
フォントを作るのに論理的に考えているのですね。
昔、はんこ屋さんは、真っ直ぐなものは真っ直ぐ彫ることが
良いとされていたようです。
しかし、機械彫りが多くなってしまった現在
単純に真っ直ぐ彫るのは、機械の方が上手、
そこで、手彫りでは、真っ直ぐに見えて
真っ直ぐでなく彫ることに価値があります。
特に横棒で実践しましょう。
ちょっと話は異なりますが、その雑誌の解説を見て刺激をうけ
横棒と書体の特徴について考えてみました。
@篆書:真っ直ぐに見えて、両端をやや下にします。
そして先っぽをナナメにするといいです。
A印相体:印相体では、横棒の両端は、上に向けます。
下に向けておさえた方が良い横棒もありますが
基本的には、やや上に向けます。
先っぽは、男性ならばやや角張らせ
女性ならば丸めてみましょう。
Bレイ書体:これは面白いです。
左やや下から始まり、中心で上にいったん上がり
また下がり、右先で再び上に上がります。
ジェットコースターみたいですね(笑)
C行書:やや左下から始まり、少しだけ右上がりにして
最後に次の字につなぐようにします。
このように、はんこでは横棒に書体の特徴が出ます。
縦棒は、真っ直ぐ彫った方が、印鑑全体が曲がってみえなく
その分、横棒で特徴付けると良いと思います。
フォント作成とは違い
はんこ屋は、論理的に考えて、印稿を手書きして、
仕上げ彫りしているわけではなく
あくまでも感覚ですけど(笑)
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