それぞれの大きさ、
へんのどの位置につくりのどこがくるかも重要な要素です。
しかし丸い印鑑で印相体の場合は、通常のバランスとは
変えた方が良い場合が多々あります。
変えるには勇気が入りますが、
是非試してみましょう。
機械彫りさん達には、なかなかできないことですよ。
『村』の字を例で考えてみましょう。
左端が篆書で、これが普通のへんとつくりの関係です。
右側の上から3本目の横棒の位置が木へんのちょうど
上と下の間にきています。
@はへんとつくりのバランスをそのままで
印相体風にしたものです。
これはこれでもいいのですが
つくり(右側)の一番上の横棒印鑑の外にかなりはみ出しています。
Aは、思い切ってつくりを下にずらし、2番目の横棒が木へんの
上下の間にくるようにしてあります。さらに右45度の枠にも付くように書いてみました。
つくりに三本の横棒がある時は、三本全てはへんに付けず
1本目と3本目か、2本目だけ付けると良いようです。
@とAどちらか、好みかは、もちろん自由ですが
あまり字を枠の外に出し過ぎると、文字として成立しなくなります
ので注意しましょう。
つくりとへんのバランスを思い切って変えてみるのも
はんこ屋職人さんの才覚です。チャレンジ!
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