はんこ職人になるために学ぶべきことは、たくさんありますが
機械彫り店との差別化、職人として自分の個性を出すためには
印稿を手書きできる必要があります。
彫る技術は、数年で身についても、
印稿書きの修練に終わりはありません。
少しでも早く、印稿書きを学び始める必要があります。
音楽を聴いて演奏コピーする、料理を食べて料理法を推測する
絵を模写するなど、実際に自分が作成する側に立って
初めて見えてくることは、たくさんあります。
はんこ職人を目指すならば、まず印影を模写することから
始めましょう。
@印稿は方眼紙に書きましょう。
A印稿サイズは直径10cmくらいに書きましょう。
(小さく書くとと粗が消え、ごまかしがききますので)
B筆記具は、にじみが少なく、はっきり書けるものならば
なんでも良いです。
(当店では、Bの鉛筆、1.0ミリ水性サインペン、
0.2ミリの水性ペンを使用しています。たまに硬質の筆ペンも)
Cトレースから始めましょう。
インターネットやちらし、あるいは自分が持っている印鑑で、
良いと思うものを拡大コピーして
下に置き、なぞってみましょう。
(意外なほど、真っ直ぐではなく、
中心線からもズレていることに気付くでしょう)
D今度は模写してみましょう。
方眼紙にトレースしたものを見て
書いてみましょう。
ます目があるので、真似て書けるはずです。
E次には、トレースしたものではなく
実際の印影を(拡大コピーなどせずに)見て
真似て大きく書いてみましょう。
F慣れてきたら、自分なら、どうするか、
どうすれば、よりよく見えるかを考え
書いてみましょう。
どんな書体からでも、構いませんので
良いと思うものを真似てみて下さい。
どんなものを良いと思うかで、センスを問われています(笑)
ひよっこさん、書いた印稿をお持ち頂ければ添削しますよ。
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