2007年09月13日

はんこ職人になるために学ぶべきこと2

<トレースと模写>
はんこ職人になるために学ぶべきことは、たくさんありますが
機械彫り店との差別化、職人として自分の個性を出すためには
印稿を手書きできる必要があります。
彫る技術は、数年で身についても、
印稿書きの修練に終わりはありません。
少しでも早く、印稿書きを学び始める必要があります。

音楽を聴いて演奏コピーする、料理を食べて料理法を推測する
絵を模写するなど、実際に自分が作成する側に立って
初めて見えてくることは、たくさんあります。
はんこ職人を目指すならば、まず印影を模写することから
始めましょう。

@印稿は方眼紙に書きましょう。
A印稿サイズは直径10cmくらいに書きましょう。
 (小さく書くとと粗が消え、ごまかしがききますので)
B筆記具は、にじみが少なく、はっきり書けるものならば
 なんでも良いです。
 (当店では、Bの鉛筆、1.0ミリ水性サインペン、
  0.2ミリの水性ペンを使用しています。たまに硬質の筆ペンも)
Cトレースから始めましょう。
 インターネットやちらし、あるいは自分が持っている印鑑で、
 良いと思うものを拡大コピーして
 下に置き、なぞってみましょう。
 (意外なほど、真っ直ぐではなく、
  中心線からもズレていることに気付くでしょう)
D今度は模写してみましょう。
 方眼紙にトレースしたものを見て
 書いてみましょう。
 ます目があるので、真似て書けるはずです。
E次には、トレースしたものではなく
 実際の印影を(拡大コピーなどせずに)見て
 真似て大きく書いてみましょう。
F慣れてきたら、自分なら、どうするか、
 どうすれば、よりよく見えるかを考え
 書いてみましょう。

どんな書体からでも、構いませんので
良いと思うものを真似てみて下さい。
どんなものを良いと思うかで、センスを問われています(笑)

ひよっこさん、書いた印稿をお持ち頂ければ添削しますよ。
 
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posted by 一日3本 at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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