あまりに自分が日本史を知らないことに気付き、日本史の流れが分かる本を読んでいました。
それでリリースが遅れました。
1.国宝の金印
その本に、国宝の金印について書かれていました。
中国の漢の時代には、国賓に対して、はんこを渡していたそうです。紀元57年、文章に奴(な)の国王にはんこを渡したとあり、そのはんこが現存していて、文章と物がある珍しい例だそうです。
「漢/委奴/国王」漢の属国である倭の国(日本)の中にある奴の国王
という意味です。
奴の国は九州にあった小さな国だそうです。
日本は弥生時代で、海を渡って中国の皇帝に貢ぎ物をしたのは、後ろ立てが欲しかったからだそうです。
さて、印章の歴史の本ですと金印について違う解釈があります。
当時の国賓に与えていたはんこに合致しているのは、@最初に「漢」の字Aサイズが21ミリちょっとB白文、文字を彫っている陰刻C金である。
また、委を和の国としていて後の時代では倭に変わっているので、漢の時代のものと推定されるそうです。
一方合致していないのには@持ち手の所が本来、亀であるべき所蛇になっています。A印分の最後に章または印が無いB「国」の字が入っている。
本来なら「漢/委奴/王章」となっているべきだそうです。
この事からあの国宝の金印は公印ではなく、私印であると考えられるそうです。
なせ私印を作ったのかは、謎ですね。文章が残っているので、奴の国に、はんこを印綬させたことは事実としてあるようですが、なぜ残っている金印が様式が明らかに違うのか、本当に自分達で作った私印なのか、公印を様式を変えて皇帝が作らせた物のか?謎が解決する日が来るのでしょうか。
はんこの歴史の本は昭和41年発行のものなので、今は違う解釈があるかも知れません。
