日本人のお客様には、枠を細く均一に整えることで、偽造の心配も無くなり、縁起をかつげる印相体がオススメですと印相体でお彫りすることが90%以上です。
実印にモチーフを入れるのを許させていた地方自治体がいつの間にかに、登録できなくなっていたりします。機械彫りで絵を入れてあるハンコは、その絵から作った所が特定し易く、文字も既成フォントなので簡単に同じハンコが手に入ってしまいますので、絵入りハンコを印鑑登録できなくするのはイイような気がします。でも、既成の認印が印鑑登録できて、機械彫りでも作ったハンコが登録できないのはおかしいのではと思ってしまいます。
日本でははんこに関してコロナ以前から逆風が吹き続けています。
銀行印が必ずしも要らなくなり、河野大臣のパフォーマンスで認印が無くなりました。役所、税務署への申請にハンコが必要無くなり、会社でも使わない所が多くなりました。ずっと逆風です。
これには、はんこ屋の諸先輩方がちゃんと一本ずつ違うはんこを作り続けていなかったからという面もあります。
そんな逆風に逆らい、今年の10月はしぶちか時代より売上が上がりました。
外国人さん達のお陰です。
最近来店されたイギリス人さんに
このはんこ(手彫り)をどのように使うのですか?と聞くと
君の作るものは美しいので、自分へのクリスマスプレゼントだよと言って頂きました。
実用品でないことでの自由さがあります。
印相体、篆書体、古印体と色々な書体で、アルファベット、カタカナ、漢字も自由、朱文だけでなく白文もありです。丸でも四角でも、モチーフを入れたり、入れなかったり希望をお聞きして、楽しくできます。
色々彫れるようになっていて良かったと思えます。
アート作品、デザイン作品と思って頂いているので、あまり金額は関係ないようです。
プエルトリコから来た人が他のはんこ屋さんをいくつも見て、やっとここに辿り着いたと言われました。
はんこ職人として、レベルがとても高いことは外国人さん達には、あっさり分かるようです。
ありがたいな。