なんだかわからない印鑑を彫りました。
ご結婚を機に実印を作りに来た方が、三代目オリジナル書体、
えん印相体で、ご注文頂きました。
かわいい人でしたので、だらだらと、
「変わった印鑑も彫れるんですよ。
でもそんなことしてたら、忙しく」などといいながら、
以前にお彫りした印影を見せていると
「これかわいい」ダブルハートを指しています。
「スゴイ自信作なのに、これ以降注文ないんですよ(笑)
でも実印にこれを入れてしまうと、
印鑑登録できなくなる可能性があるので、
止めておいた方がいいですよ」
「私、ハートがとても好きなんですよ。
もう一つとてもかわいいのがあったな。これ」
「お見事。藤の家門をアレンジしてハートをちりばめたもの。
本当にハートが好きなんですね。
でも苗字に藤がつかないからこれもちょっと」
「旧姓ならついたのに」
「そうだ。口の部分をハートにしてあげますよ。
そのくらいなら実印としても大丈夫でしょう」
混んでいますので、ご注文頂いてから、
実際にお彫りするまでに時間が空きます。
すると、自分がしゃべったことを、時々忘れます(笑)
ハートが好きなことが印象深く、
『口』では位置的に完全なハートの形ができず
『奈』の文字の一部でハートができました。
いやー可愛くできちゃったなと思いましたが、
実印だったことに気付き(青)、印鑑登録大丈夫なの。
でもお客様がハート好きなので、
この印鑑で粘っても印鑑登録するはずです。
残念ながら、お渡しの時に、他のお客様との接客中のため、
直接お渡しできませんでした。
喜んでいたとだけ聞いています。
「彫るの大変だったんだから」と恩をきせるのが趣味なのに(笑)
この印鑑、えん印相体というよりハート印相体、
どんな文字でもできるかどうか、まだわかりませんので、
裏メニュー行きです。
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