現役引退になってしまったサッカー選手がアスリートのマネージメントする会社で奮闘するお話です。
その2話
アスリートのお父さんが契約書に記名、捺印するシーンで、木のハンコを赤のスタンプ台を使って押そうとしていました。
わざわざ、スタンプ台がアップになりました。
スタンプ台はゴム印用で
木のハンコ(印章)は朱肉で押すべきです。
あのシーンにスタンプ台を用意してしまった美術さん、違和感を感じない監督をはじめてとする制作スタッフ、ハンコはなぜ朱肉なのか、何にも知らないことにビックリです。
絵や書に押す落款印を考えてみましょう。
江戸時代の絵画に押されている落款印が100年以上経った今でも分かるのは、朱肉で押されているからです。
朱肉で押した印影は100年以上持つと言われています。
それに対してゴム印用のスタンプ台は保管状態にもよりますが、10年くらいで印影が崩れていくと言われています。
なので、大事な場面で押すハンコ(印章)は絶対朱肉なのです。
ハンコは朱肉で押すと自動的に考えない日本人がいることに、ビックリするだけです。
ドラマ自体は知らない仕事を少し知れて面白いです。