2021年05月22日

手書き版下シャチハタと手彫りはんこの出来の違い

手彫りのはんこと手書き版下のシャチハタを同時に注文して頂いたお客様がいます。
出来上がり、見比べてみると、
あらためて出来の違いに気付きました。

それはサイズの違いだけではなく、
作り方の違いから来るものでした。
普段、手作りのはんこは
最初から最後までレタリング作業です。
印稿を書く作業は最初は線で、
段々と太くします。
仕上げ彫りは段々と細くします。
何度も書いたり、削ったりしながら、
文字と枠を整えていきます。

一方、手書き版下のシャチハタは
版下作りしか自分ではしませんので、
普通のはんこの印稿より丁寧に版下作りをします。

これで良しという自分には完成ポイントがあります。
その版下をシャチハタさんに渡して、原寸でとお願いすると1週間くらいで出来上がって来ます。
他にはないシャチハタになります。

でも、普通、版下よりはんこにした方が良くなって当たり前のはずが、
シャチハタの場合は版下より少し太く出来上がり、それが印面全体ではなく、偏りがあり、
枠の太さが不均一に出来上がってきます。
もし可能なら、全体的にひと削りしたいところです(笑)
でも、シャチハタのインクが抜けていくと、
はんこ屋が思い描いた印影に
近付いていく感じです。
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緊急事態宣言ばかりなので、ずっと5,500円で手書き版下のシャチハタネーム9を作っている感じです。
他にはない、シャチハタになりますので、宜しければ、どうぞ。
posted by 一日3本 at 13:16| hankoのデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする