2021年02月02日

はんこを綺麗に押すには5

7.朱肉を使った後ですること

特に柘(ツゲ)などの木の印材のはんこは、テッシュなど乾いたもので、印面を拭いておきましょう。朱肉の油分が木に染み込むと固く締まり、弾力が無くなり、衝撃に弱くなることが考えられます。

黒水牛、オランダ水牛(牛角白)、象牙については神経質に拭く必要はありません。自分の分身と考えた時、綺麗な状態にしておきたいと思って軽く拭くことは良いことです。

しかし、木はもちろん、角系であっても水分を含んだもので拭いてしまうと、水分を吸って膨らみ、乾いて縮むと印材に悪い影響を与えてしまいます、

また練朱肉を使用した場合は、どの印材でも丁寧に印面を拭き、目詰まりを起こさないようにして下さい。

余談ですが、練朱肉は2か月に1度は朱肉を混ぜた方が良いそうです。

8.印鑑ケースの開け閉め

日本人が、がま口をあまり使わなくなってしまったせいか、時々伝統的な印鑑ケース開けられない人がいます。ケースに上下のしるしがあることに気付いていない人がほとんどです。

外国人にもツイストと言うと、ケースが開けられことが多いです。

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ガンバレ日本人。


まとめ

当店で手彫りのはんこをご注文頂き、簡単に押し方を伝えて、上手に押せる人には「ピアノ習ってましたか?」とお聞きすると、なんで分かるんですが?と答えられるますが、何かがみえているわけではありません(笑)

指先に力が入れられることが重要なようです。

押し方は自由です。綺麗に押せればどのような押し方でも、大丈夫です。

そして、はんこ屋さん達は、オーダーのものは綺麗に押せるものを作りましょう。印面を擦ってから渡すだけでだいぶん違います。


長い年月をかけ、当店で何本もご注文頂き仲良くなった男性がこのようなことを言って下さいました。

はんこ屋さんが喋りながらラフを書いている時は、そこに力が集まってきている感じがする。出来上がったハンコを押すと、今度はそこから力が広がっていく感じがする。なかなかハンコを押す機会はないけど、だから押したくなり、押す機会を作りたいんだ。

posted by 一日3本 at 18:23| ハンコレスの時代に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする