2020年12月04日

はんこを綺麗に押すには2.

2.朱肉と印マットの重要性

はんこを綺麗に押すには、朱肉と印マットも重要です。
上手く押せない可能性が極めて高いのが、ケースの中の朱肉です。
はんこを綺麗に押すために、軽く5,6回叩くように朱肉を付けると、印面に万遍なく平均的に朱肉がつきます。
ところが、ケースの中の朱肉を使うためには、強くハンコをら押し付ける必要があり、そうすると余計に印材に朱肉が不均一に付き、決して上手く押せないと共に、木の印材は朱肉の油分に弱いので、木にとって良くないです。

先日、当店で機械彫りを注文した60歳前後と思える女性、機械彫りのはんこを家に持って帰り、押しても上手く出ないところがあると電話がきました。
例え、機械彫りでも、はんこ屋が押せば、綺麗に押せるものしか、お渡ししません。
お渡しの時に綺麗に押せなかったのですが、手彫りの注文ではないので、そのまま帰しました。
印面を軽く擦るか、お客様の押し方では、仕上げしない方が良い押し方と思われますので、もう一度機械彫りをするか、どちらかで、もう一度来て頂ければ。
そういい、もう一度来店して頂き、機械彫りのデータを軽く仕上げたところのデータを変えて、機械彫りを始めます。
その女性が来て、その機械彫りのはんこを見ると、ハンコの周りまで真っ赤、ケースの中の朱肉、しかもサービスケースについている悪いスポンジインクを使ったことが、まるわかりです(苦笑)
これでは、上手く押せなくて当たり前。
あえて、そこは指摘せずに、新しく機械彫りしたものを仕上げをせずに渡しました。

これで、またサービスケースのスポンジインクを使って押せないと言われたら、ちょっとと思い、これで完全納品ですからと余計なことを言いました。

父の代の時は文化朱肉をメインで販売していましたが、お客様からシャチハタ製の朱肉が良いと教わり、シャチハタ製の朱肉をメインで販売するようになりました。

シャチハタから速乾タイプの朱肉が発売された時に、当初扱いました。
しかし、購入したお客様から銀行の書類で、はじいて上手く押せないことがあった、普通の朱肉をまた購入して頂きました。
どこの銀行かも言わず、お代はいらないと言っても支払って頂きました。
で、速乾タイプの朱肉の販売はやめ、ふつの朱肉に交換とともに、シャチハタにクレームを伝えました。
その後、キレイに押せるように、マイナーチェンジしたと言われましたが、公式アナウンスではないので、信じません。
どちらにせよ、速乾タイプの朱肉は朱肉自体も速乾で早く薄くなってしまうのではないかという疑問と、速乾させるために薬品部分が多いのではないかという素人考えで、どのメーカーのものでも速乾タイプ朱肉は扱いません。

また、司法書士さんか士業の方から、新朝日の朱肉を勧められたのですが、取り扱いありますかと聞かれたことがあります。
扱ったことがないので、新朝日については分かりません。

はんこを綺麗に押すためには、紙に「の」の字に押し込む必要があり、それには印マットが必要です。
印マットは100円ショップのものでも大丈夫かと試したことがありますが、紙がすべる感があって、お勧めできません。
シャチハタ製の普通の朱肉、普通の印マットが慣れ親しんでいるので、はんこ屋的には使いやすいです。
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posted by 一日3本 at 12:26| ハンコレスの時代に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする