2020年02月11日

東堂印章の歴史その5三代目荒見英樹1

1.三代目中学生の時に家の仕事を継ぐことを決める
三代目となる荒見英樹は中学生の時に、はんこ屋を継ぐことを決めました。
それは、はんこ作りが自分に向いていると思ったわけでもなく、ただ渋谷で商売ができることに、興味を持ち、チャンスと思ったからです。

2.大きな会社と小さな会社を見てからはんこ屋になるべき
三代目ははんこ屋として、しぶちかのお店に入る前に、大きな会社と小さな会社を見る必要があると大学生の時に思いました。
パソコンが普及していない時代、企業から事務用のゴム印のご注文もたくさんありました。商売屋の息子なので、部長と課長、どちらがエライかも知りませんでした。会社というものを知っておくべきと考えました。
また、父と母で営業しているしぶちかのはんこ屋になってしまうと、出会いなどなく、結婚相手も見つからなくなるという予想のもと、就職は結婚相手探しの腰掛け入社でもありました(笑)

3.予定通り30歳前に結婚、家業を継ぐ
三代目は無事、結婚相手を見つけ、目標だった30歳までに結婚を達成しました。29歳10か月です。
結婚して何より良かったのは、建具職人さんの娘さんと結婚できたので、職人のことが自然と分かることです。
もし、一般の会社員の娘さんと結婚していたら、なぜこんなに働くのか、おかしいと言われていたでしょう。
4.器用貧乏のはずが
腕力を使うこと以外は、たいてい、人より早く上手になり、飽きてしまい、そこからの努力をしないタイプです。
ところが、何も教えられないままに、父に「王」を彫ってみろとチャレンジしてみると、まったくダメで、彫れば彫るほど、字が崩れていきました。
はんこ作りの難しさを知り、父に言われるままに印稿をチェックされ、直していました。
この10年間はあらゆる書体で、あらゆる文字を彫ってきましたので、しっかり基礎ができました。
つづく

posted by 一日3本 at 09:35| 歴史はお金で買えない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする