2020年01月21日

シカゴからのお客様

世界に向けては、アート作品等に押す落款印と、はんこの本体は無しで、はんこのデザインだけを販売していくべきだと、一昨年気付き、それに向けて準備、検討をし始めていました。
ところが、立退問題が発生し、管理会社としぶちかの組合の理事長のまったく論理的でない、やり方に呆れながら対応するために、新しいことへのチャレンジに集中できず、中断しています。

そんな中、昨年12月、シカゴから当店のホームページを研究した上で、モチーフ入り印鑑をご注文にアメリカ人男性にご来店頂きました。。
お仕事はIT系だそうですが、趣味で、水墨画風の絵手紙を書いていて、それに押したいとのことです。
ホームページにある見本の感じで、モチーフはロードバイク。
iPadで調べて、ロードバイクをザッと書くと、
もっとラフにささっと書いた感じで自転車と分かれば良いというのが、好みと分かりました。
ご来店頂かないと伝わらないニュアンスです。

はんこ屋は絵が苦手なので、なるべくホントに近い形から、はんこに彫れるように省略していきます。
ところが今回は、ラフに書いた感じでロードバイクと分かるように、これは絵の上手い人ができることです。
日本人ならば、絵の上手い人に要求することで、ハードル高いな〜と嘆いて、大変さをアピールして恩をうるところです(笑)
英語で言えませんし、言えたとしても、やらないと言っているのではなく、大変さをアピールしているだけなんだと言うニュアンスが伝わるかどうか?
なので、素直にあなたの希望は分かったよと、そんなイメージでロードバイクを書くと、あなたのことを信じているので、最終的にはお任せでと注文して頂きました。
シカゴから来ていますので、はんこ屋のことを信じていて、当たり前です(笑)

作る段になって、ロードバイクの省略形の形を作り、それを一気に書いたようにトレースして印稿を作りました。

これが完成です。
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これからの望むべきお客様でした。
世界のアーチストさんより、趣味で作品作りをしている方々の方が、収入が安定していて、当店のお客様になりやすいことに、気付けました。
posted by 一日3本 at 09:48| インターナショナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする