2019年09月18日

江戸時代のはんこを再現する

江戸時代から続く、先祖代々の文章の中に押してあるはんこを見せられ、明治時代まではそのはんこが押されている書面があるものの、その後は押されていなく、はんこの現物も見たことがないそうです。
そのはんこをいつか、復活させてみたいと思っていた方からのご相談です。

33ミリ丸に4文字が柔らかい篆書体で彫られています。
はんこ屋「4文字のうち、後半3文字は、なんという字が彫ってあるか、すぐにわかるのですが、
1文字目が分からないな。1文字目のモッタリした部分をこのままがいいのか、もっとスッキリさせていいのか?文字が分からないと彫れないな」

お客様「他にもこのはんこを押してあるものがあるので、それを持ってくれば、いいですか?」

はんこ屋「そんな問題ではなく、かなり篆書を読めると思っていますが、1文字「彦」に近い感じですが、彦では文字として成立していません。全体的に上手に彫ってあるので、間違えて彫ったとは、思えないです。文字を研究していて篆書に詳しい人とかなら読めるのかな?」
そんなことを言いながら、字林をめくっていると
あっ、読めました。『文行忠信』です。」
ネットで検索すると孔子の言葉でした。
なので3文字読めたところで、想像で1文字目が分かるべきものでした。
まだまだです。
復活させた印影は、こちら。
オリジナルより上手です(笑)
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posted by 一日3本 at 12:24| 無理を聞く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする