感謝を感じつつ、必死にお彫りしています。
ご注文頂いてまだ彫っていない、バックオーダーのはんこ数は昨年5月から30本台のまま推移していました。
ところが1月にバックオーダー50本を越え、2月10日に60本を越えました。
お得意さまの行政書士さんに、はんこ軽視の時代に、なぜか注文が増えていてと話すとこんなことを話して頂きました。
行政書士さんのお客様で、公共事業を中心とした建設関係の会社があり、地方自治体に登録している取引印と書類に押してあるはんこが違うので、受付られないと30年間で初めて言われたそうです。
少し前までは、朱肉で押してあれば、はんこは何 でも良いという感じだったのですが、最近は厳しくチェックされます。
他の役所で、これは実印と違うので、このはんこで申請するならば印鑑登録し直して下さいと言われたり、役員の経歴書に押してある認印を見て、以前のはんこと違うので、本人が押してませんねと言われたこともあるそうです。
こんな状況なのではんこ屋さんがますます忙しいのが分かりますと言われました。
科捜研の知り合いから、筆跡鑑定では不明というのもちゃんとした鑑定結果と聞いたことあります。本人、本人ではない、不明の3種類ということと思いますが、白黒付けてくれないのという感じです(笑)
えっ科捜研ですか、テレビで時々観ています。
その科捜研の人は、あの番組は見ていられないと言ってました(笑)
今は署名サインだけの書類が増えていますが、はんこを押してあると情報量が全然違ってきて、なんでもはんこが押してあると、より正確な鑑定につながると言っていました。
はんこ重視の時代が再び来た訳ではなく、捺印を求めている以上、きちんと見るという正しい時代ということのようです。
わざわざ、めんどくさい、しぶちかはんこ屋へ足を運んでご注文頂く方は、はんこの重要性に気付き、2本3本まとめて頼んでくれる方が多いのもバックオーダーが増えていく理由の一つと思われます。
捺印不要の書類に変える前に、捺印を無くすことによる情報量の減少を考えるべきなのですね。
名前が刻まれているはんこ、疎かにすべからずですね。
どんなに忙しくても、おしゃべりのままで、そんなコワイお店ではありません(笑)