35ミリ角印です。
はんこは、尺貫法がいきていますので、角印は通常3の倍数のサイズです。
21ミリ角、24ミリ角、27ミリ角、30ミリ角、33ミリ角、36ミリ角…
以前使われていたハンコが35ミリ角なので35ミリ角でお作りします。
印材屋さんに言えば、そのサイズで印材を作ってくれます。
以前、印材をハート型にして欲しいと言ってみたこともありますが、ハート型の印材を作るために高い機械を導入する必要があるので、ダメと言われてしまいました(笑)
通常、あまり彫ったことのないサイズの印材は失敗することも考えて、1本余分に注文します。
今回は通常サイズではなく、サイズが大きいので、印材の金額も高いです。
で、本番用に一本、練習用に印材のランクを落として1本作ろうかなと印材屋さんに言うと、練習用なら コマでいいじゃないですか。
えっコマってなに?
角天の下の部分だけで持ち手がない分安くなります。
持つところかないタダの四角い木なんて、印材として見たことありません。
もう25年はんこ屋をしていますが、それでも毎年1つ2つ知らないことに出合います。
無事そのコマで軽く練習で彫って、本番は角天に失敗無く彫れました。
印材屋さんにコマって練習用なんですか?と聞いてみたところ、もっと大きい10センチ角くらいの角印の場合、下をコマ、持ち手はアイロンにぎりをネジで止めて付けるんです。
アイロンにぎりってなに?
ホントにアイロンの取手のような形をして金属製です。
それはこの35ミリで合うものがありますか。10センチくらいからです。
また知らないものに出合いました。
蛇足:はんこの世界は尺貫法が生きていて3の倍数と書きましたが、最近立ち読みした本によるとお賽銭も3の倍数がいいそうです。
とりあえず今日は300円で誓ってみよう(笑)