2016年04月13日

パーフェクトな接客

当店ではんこを注文される方は、にこにこしながら、入って来ます。
以前注文して頂いたことのあるリピーターさんは、もとより、初めての方でも調べた上でのご来店なので、にこにこされているのでしょう。
手伝ってもらっているいとこは、初めてのお客様かリピーターさんか、区別がつかないとよく言っています。

そんな中、暗い雰囲気を身にまとった女性が来店され、手彫りのはんこを注文したいと言います。
このような雰囲気の方が頼むのは、初めてかもと、ちょっと驚きます。

そして、ざっと書きながら、暗くなっている理由を聞き出します。
その女性がこの話をすると涙が出るという言葉通りに涙を流し、テッシュを渡します。
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「涙は出した方がいいですよ。心の浄化になりますし。涙が出ない方が心配です。でも、しぶちかを通っている人が見ると、はんこ屋が泣かせているように見えるんですけど(笑)」

ここからは、はんこ屋が煩悩を消せない女好きな話を展開し、やっと笑ってもらえます。そんな話をしながらも手は止めずに印影イメージをざっと書けるところがいいところです(笑)

ひらがなのお名前で、実印と銀行印の2本のご注文ですので、アレンジを変えて4つ書き、その中から二つ選んで頂きます。

ご注文終了。
すると
「握手してもらえますか?」と言われました。
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乾燥と寒さでガサガサした右手を出すと、両手で包み込むように握手してくれました。
あれ、これなんだ。

涙あり、笑いあり、感動あり、はんこ注文エンターテインメント、パーフェクトな接客です。
たまにはこんなこともイイでしょう。
自分の成長に驚きます(笑)

後は気持ちを込めてお彫りすれば、この方がきっと良くなると信じて。

包み込むような握手の次のステップは、ハグかな(笑)
posted by 一日3本 at 09:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする