ネットからご注文され、既に受け取られた方が東京出張の際に、お店に立ち寄ってくれました。
ただ、おしゃべりに来てくれたわけではなく、ネットからは注文できないモチーフ入り印鑑を注文されに来られたのです(笑)
それも、ご希望が以前お彫りした鳥篆書をベースにした印相体です。
辛かったことは、直ぐに忘れてしまうタイプなので、鳥篆書のことは、すっかり忘れていました。
鳥篆書で画像検索してみると自分が彫ったものが比較的上位に出て来ました。
こんな感じなんだとそれと、他にも書いたものでイイ感じのものがありましたので、それらを参考にして、ざっと書きます。
普段なら、しゃべりながら、ざっと書けるのですが、無口になって、集中しないと書けませんでした。
で、いとこにほら、しゃべってと言ってみたのですが、話を聞くタイプなので、空間が埋まりません(笑)
印相体が好きなのは、空間を埋めたい気持ちが強いからでしょうか?
縄文土器も空間を埋めたい願望から身近にあった紐で、模様を付けたのではないかというのを最近読みました。
鳥篆書も遊び心に溢れたものです。
昔の日本人をリスペクトしながら
無口で取り組んで、なんとかざっと書けました。
本番は、より真剣に自分が以前お彫りしたものをみると、あれ鳥ではない部分があるのに気付きました。
遊び心を強化し(笑)、龍部分も作っていました。
ということで、龍部分も作り完成。
はんこをお送りすると、思った以上の出来と喜んでもらえました。
印影公開をお願いしてみると、自分だけでなく、皆さんにも楽しんでもらいたいと、許可を頂きました。

画像を保存する時に鳥篆書ベースなので「鳥てん」とすると、なんか美味しそうになりました(笑)