お母さんと5歳の男の子がご来店。
男の子の銀行印の注文です。
来店のきっかけは、お母さんのお姉さんがマンガ家の鴨居まさね先生のファンで、「君の天井は僕の床」を読んでのご来店です。
オトコの子に好きなものを聞いてみると、ちょっと考えて「お墓」と言いました。
お母さんはきょとんとしています。
「お墓はハンコの中に入れられないな。」
モチーフを入れる場合は、金額が高くなることを説明しました。
空間を星にするくらいならサービスでいいかな。
結局遊びは入れず、永く使うのでシンプルなものとなりました。
ところが帰られて直ぐに電話があり、
お姉さんにあそこのはんこ屋さんに行って何も入れないなんて考えられないと叱られ
モチーフを入れたいので、また伺いますと言われました。
そして再びご来店。今度はお一人です。
お墓に関しては、お墓参りの後で楽しいことがあったので、お墓と言ったことがわかったそうです。
そしてスマホの写真を見せられました。
七夕飾りの短冊に宇宙飛行士になれますようにとありました。
この間言って頂いた星と土星を入れたいのですが。
ちょっと土星を調べてざっと書き、「あっここロケットになる」とラフ完成。
そしてポップコーンを頂きました。
もう、がんばります(笑)
そしてお彫りする時にロケットは地面から離れさせることを思いつきました。
手伝ってくれているいとこに
これ自分史上最高のロケットと言い放つと、もっとがんばれたんじゃないの。
いや、初めてロケット彫ったので、自分史上最高のロケット。
ロケットメインではなく宇宙がテーマなので、これが最適。
受け渡しの時に、もしお子さんが宇宙飛行士になったら、
このハンコの印影宇宙に持っていって欲しいなと言ってみました(笑)
5歳児の夢に乗っかる大の大人です(笑)
自分がお彫りしたはんこの印影だけでも宇宙に行けるかもと夢を抱けるのは素敵です。
夢をもってメリークリスマス。
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