今年(2013年)7月、英語版のホームページをリリースし、世界から本格的はんこの注文を受けられるようにしました。
今は11月、5ヶ月目に入りましたが、未だに一本の注文もありません。
昔、初めて日本語のホームページを作った時は、まだテスト公開の時に注文がありました。
はんこを使う文化のない国の人達に、本格的なはんこを売るのは、なかなか難しいです。
同じことに繰り返しが嫌いな飽きっぽい性格なので、難しいこと好きです(笑)
一方、この英語版のホームページの影響もあり、日本にお住まいの外国人さんが大切なはんこを作りにお店に来て頂けるようになりました。そういう方々が増加中です。
イイものを求めてくれる外国人さん達が、こんなにもいる喜びを感じております。
しかし日本人で自分よりも年上の方々で、プライベートのものを既成のはんこで済ませようとし、さらにごちゃごちゃ言われるとがっかりします。
はんこは誂えたものを使うものですよ。
既成のはんこや、卒業記念の機械彫りのはんこで何でも済まそうとする日本人、大丈夫なのでしょうか。
日本の旅行会社から、ロシア人旅行者が日本旅行中にはんこを作りたいということですが可能ですか?という問い合わせがありました。
滞在期間は1ヶ月先から1週間。
当店に注文すると決めて頂けたら、あらかじめ作業日程を開けておきますので、可能ですと答えました。ホームページのリンクを貼ってくれたそうですが、依頼はありませんでした。
外国人さん達を日本に招いたイベントがあり、そのお土産として、はんこを考えているという問い合わせもありました。
特殊なはんこで本数もあり、はんこ屋の3週間分の作業量なので、金額も必要です。
金額的に合わず、今回ははんこを作ること事態見送りになりましたが、予算の取れた時には是非とあたたかいメールが来ました。
自分の技術を安売りしません。
海外に向けて挑戦しようとすると壁が現れました。
思いもよらない話が来るようになりましたが、注文には至りません。
でも、この話が来るようになったことが重要で、注文に至らない壁の存在に気付き、壁に触ることができました。
壁の存在に気付けば、それを乗り越えて、後に続く人達のために、ハシゴを掛けることができるか?あるいは自分一人が通り抜けれる穴を開けることになるかは、まだ分かりません。
回り道などせず、正面から突破を試みるだけです。
よく、新しいことに挑戦して上手くいかなかったら、元に戻せばいいと聞きます。
自分でも5年くらい前までは、そんな風に考えていました。
しかし、ある時に気付きました。
新しいことに挑戦できる人が元 に戻すことがあるでしょうか。
今はこんな風に考えています。
新しいことに挑戦して、上手くいかなかったら、また新しいことにチャレンジすればいい。
まだまだ世界への挑戦は続きます。
自分の楽しみとはんこ職人を目指し人達のために。
それにしても、スペイン人女性が自分的好みだな〜(笑)
2013年11月06日
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