岸谷五朗さんが在日韓国人のタクシードライバー役を演じた映画です。
その主人公の名前を説明するのに生姜の姜で「かん」というのに
「ガ」さんと呼ばれているシーンが印象に残っています。
海外で韓国人男性と知り合い、その男性は日本まで追いかけてきてくれ、
結婚にいたった日本人女性のお話です。
国際結婚の場合、相手側の国に合わせて、夫婦別姓を選択することができる場合があります。
その韓国人男性の姓が姜さん、姓を説明するのが面倒、夫婦別姓を選択することも考えたそうですが、
日本で生活する場合、夫婦同姓の方がスムーズに暮らせると姜さんになることを決断したそうです。
そして、それを機にファーストネームのはんこ生姜さんのはんこのご注文を受けました。
姜さんはクジラとカメのモチーフ入り希望です。
モチーフを入れてざっと書いているうちに文字で鯨の潮吹きのように見えることに気付きました。
亀は八方位で自然に付けられない位置に幸せを運んでくるホヌを配置します。
もう海を越えて幸せがやってきていますが(笑)
ざっと書いたのがあまりにも良かったので、モチーフ入り印鑑の印材のランクを上げて頂きました。
韓国人さんと結婚したら、キムチを自分で作りますかと聞いてみたところ
普通に作りますというので、食べたいな〜と言ってみます。
ざっと書いた時よりホヌを増やし、
「姜」という姓が好きになるよう想いを込めて完成。
そして受け取りの時、自家製キムチを持ってきてくれました。
「はくさいは水っぽくなてしまったのでカクテキです。
まだ、3日目なので、もう少し経った方が味がしみ込みます。」
待てずに食べてみると、やさしい味です。
手作りのものって、なんでも、やさしくなるものなのだなと
あたたかい気持ちに包まれながら、頂きました。
ありがとうございます。

はんこ屋が手作りしたものは、こちら。
最初から食べ頃です(笑)

今晩もどこかで月が恋人たちを応援しているのでしょうか。
今日は月を探しながら家路につくことにしましょう。
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