2013年10月29日

銀行の認印

2013年10月28日月曜日のはんこのご注文を振り返ってみます。
朝10時前から韓国人さんから車を買うための実印の注文がありました。

続いてお得意先企業から役職印のご注文がありました。

そして、簡単な認印のご注文が外国人さん達から続きます。
スペイン人女性、スペイン語で「 エレス グアパ 」
(きれいです)を言ってみます。
すると日本語で
「おお、スペイン語、ありがとう。うれしいです」とホントに嬉しそうに言ってくれました。

今度はインド人男性。
「インドの言葉で女性にきれいですは、どう言うのでしょうか」
「インドには、ヒンドゥー語とタメル語があります。どちらですか?」
「では、ヒンドゥー語でお願いします」
「私はヒンドゥー語はわかりません」
なぜ、喋れないのに聞いてきたのでしょう、ツッコミを期待してのふりだったのでしょうか(笑)
「では、タメル語でお願いします」
「ロンバ アラガユルケ」
ロンバがとても、アラガがきれい ユルケがです
はんこ屋も言ってみます。
「ロンバ アラガユルケ」
「お〜、わかります」
この瞬間にぐんと親しい気分になりました。
マレシーアの一部、シンガポールでもタメル語は使われているそうで、
シンガポールの看板には、タメル語表記あるそうです。

次は以前うちに認印を頼んだことのあるネパール人。
練馬からわざわざご来店でした。

その後やっと日本人女性が結婚を機に銀行印を注文して頂けました。

夜8時近く、一人の女性が「銀行の認印は、こんなのでいいのかしら」と
既成の認印を手にしています。
「銀行印ですね。
 銀行印は既成の印鑑ではなく、オーダーしたものを使うものですよ。
 機械彫りのものは、簡単にコピーできてしまいますよ。
 外国人は、オーダーではんこを作っているのに、
 既成のはんこを使おうとする日本人、大丈夫かという感じです。
 女性の方は下の名前で銀行印を作れば一生ものです。
 一生ものと考えれば、それほど高いものではありません」
珍しく説得してみました。あまりに外国人からの注文ばかりでしたので。
「では、作ります」
「最短でも1週間かかりますよ」
と、特別に短い納期を言ってみたのですが
「そうか1週間か。今回はこちら(既製品)にします」
あ〜あ、次回なんてないのに。
銀行の認印でいい人なんだもんな〜(苦笑)

それにしても、最近時々耳にする銀行の認印、これは間違った表現です。
印影を簡単に渡しても良いのが認印。
大切なことにしか、使用しないのが、銀行印と実印。

外国人の方でも、簡単に使う認印と、大切な時に使うハンコは分けたほうが良いです。
posted by 一日3本 at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | インターナショナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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