2013年05月01日

高太郎さんのために、自分のために

は「今度、本当に飲みに行きましょうよ」
「もちろん」
は「あっ、行きたいお店からはんこの注文を受けていて
  まだ彫っていないので、予約の電話もできないんだった」
「そうなの。では、今回は、私がごちそうするわ」
は「ぼくから誘ったので、そういうわけにはいきません」
「いいのよ。う〜ん、銀座でいいかしら」
は「いいもなにも、銀座に飲みに行ったことないっす」(なぜか、語尾が変化(笑))
「私が面倒を見ているところがあるので、そこでいいわね。
 そこのお店の人も、あなたに会ったほうがいいわ」
(そんな人では、ないっす)と心の中で(笑)

ホントは、行きたかったお店は、渋谷 セルリアンタワーの近くにある高太郎(こうたろう)さんです。
日本料理を中心とした呑み喰い処です。
どれも、美味しい料理ばかり、日本酒も独特で、これまた、美味しいです。
お造りは、毎回いままでの人生の中で、食べたことのないものが出てきます。
高ちゃんの香川の友人が飼料までこだわっって育てたという豚。
それを使ったメンチかつは、もう、とにかく美味しいです。
締めの丸亀ご出身の高ちゃん自らが打ったぶっかけうどん、
これがホントのぶっかけうどんだったんだとびっくりします。

あまり知られたくなかったのですが、
仲良しお客様から、ものすごく予約を取るのが難しいことを聞きました。
もう知られてしまっているので、とてもとてもステキなお店のこと、ブログに書いていいでしょう。
がんばって、予約しましょう。その価値は、必ずあります。

確か2月にお受けしたはんこのご注文ですから、はんこ完成しないと、
予約の電話をしては、いけない気がします。
彫らないと、美味しい料理に再会できない。
もうやるしかない。

なぜ、こんなに彫らなかったというと、まず、はっきりとした納期がなかったこと、
さらに、高太郎さんのロゴの字(行書)をベースにして、印相体にし、モチーフを入れるという
離れ業をしなけれならないからです。

うにのグラタンも美味しかったよな。
牡蠣のオイル漬けも、そうそう今度は、お肉も食べてみたいな。
美味しいもので、頭いっぱいにして、彫るなんてことは、できません(笑)

真摯に印稿と向き合い、作成していきます。
あれ、真ん中が空いてしまい、美しくありません。
何入れよう?
こういう時、自分の字で良ければ、伸ばして空間を埋めることは、簡単にできるのですが。。。

高太郎さんのところのブログを調べ、
これだと高太郎さんの2周年記念のオリジナル手ぬぐいの中にある二重丸の意匠を入れることにしました。
相談なしでの勝手な作業です。
二重丸3つで、「高」の字を表しているのでしょうか?
二重丸2つと丸一つならば、やや強引ですが「高」の字になる気がします。
でも関係ないのでしょうか。
「高太郎」さんで文字3つ。3人体制で始めて、今は4人体制。
二重丸の数を考えます。レイアウト的に3つが落ち着きます。
なんで、二重丸なんだ、丸ならまだ簡単なのにと、思いついてしまったデザインと戦いながら
彫り上げました。
夜11時過ぎに完成、そのまま電話します。
遅くまでやっているアピールです(笑)

翌日の昼、高ちゃんが早速受け取りに来てくれました。
二重丸は日本酒の利き酒の時の蛇の目のデザインでした。
出来上がったはんこは、高太郎さんの領収証に押してくれるそうです。 
女性スタッフが押すそうなので、
「キレイに押せているか、チェックしにいくからとお伝え下さい」
「チェックに来るんですね」
「そうですよ。厳しいチェックです(笑)」
高太郎100.jpg

高太郎さんのロゴを書かれた方が、このはんこを見てどう思うかは、ちょっと知りたいです。
でも、彫った本人が気に入っているので、人の意見はいいです(笑)
なにより、大手を振って、高太郎さんに行けます。
そうだった。まだ、スタッフさんからもはんこ頼まれていたんでした。ふぅ。
posted by 一日3本 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック