2007年02月13日

上昇印相体の作り方

やさしいはんこ屋さんが、
上昇印相体の印稿の作り方をお教えしましょう。

まず用意するのは篆書辞典と紙とBの鉛筆と消しゴム、
水性ぺん細いのと太いの、コンパスこれだけあれば十分です。

ステップ1
 まず篆書辞典で作りたい字を引きます。
 たいてい、どの辞典も篆書でもいくつかの形が載っています。
 今の字の形に近いもので、
 八方位に付き易いものを選びましょう。
 篆書体に独自性を加える印相体の辞典は必要ありませんし、
 販売されてないかも知れません。

 ここでは例として『久』で説明しましょう。
 銀行印で考えた場合、
 八方位の半分を受け持つには1番下の字が良さそうです。
Image165.jpg

ステップ2
 コンパスで丸を書きましょう。
 荒彫りさせる彫刻機によって書くサイズが違います。

 まずは鉛筆で印相体で書いてみましょう。
 篆書から印相体にするには、字の太さを均一にし
 八方位につけるようにします。
 篆書体はどちらかというと下向きなのですが
 文字の上の部分は、上向きにすると良いでしょう。

 鉛筆でざっと書けたのなら、太い水性ペンで
 まず書き、消しゴムで鉛筆を消し、細い水性ペンで整えます。

ステップ3
 印相体を上昇印相体にするには
 印相体の横のライン上にカーブさせ
 上に伸びていくイメージにしていきます。
 そして下についた線を上向きにハネましょう。
 鉛筆で下書きし、水性ペンで仕上げていきましょう。
 はんこ作りがレタリングに近いことが実感できるはずです。

久.JPG
@印相体『久』
A上昇印相体『久』

新米はんこ屋さんもオールドはんこ屋さんも
是非チャレンジしてみてください。
一般の方は、普通の字の形で上昇文字を書いてみては、
どうでしょうか。
たまには、手で字を書いてみましょう。

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posted by 一日3本 at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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