2007年02月07日

シークレット書体

「三回忌と三十三回忌」というタイトルのブログでふれた
初代の独特の書体。 
その時は、篆古印体でアレンジを加えてものと書きましたが
間違っていました。

初代の丸に7文字彫ってある印鑑と同じ雰囲気で
まったく別の印鑑(漢字も違う)、
姓名の実印と事務所の角印のご注文です。
書体がある訳ではありませんから、その7文字を分析して
文字の特徴を捉え、彫るわけです。

すると、古印体の要素が
まったく入っていないのがわかりました。
篆書で太い細いがあるので、
瞬間的に初代得意の篆古印体と思いましたが
細くなっているのは、基本は先っぽだけと気付き、
これはあくまでも篆書体のアレンジでした。
そして、篆書を印相体のように枠いっぱいに八方位につけ、
文字の□を○にし、
いくつか上にはねるアレンジを加えてありました。

他のお客様で
「(印相体ではなく)一文字一文字が読めるようになっていて
 枠いっぱいについているはんこを昔、彫ってもらった」
といわれていたのを思い出しました。
印影を見せていただきませんでしたが、
きっと同じ感じでしょう。

とにかく、1文字ずつ、文字のデザインを考えて、
印稿を書くわけですから時間もかかります。
ものすごく久しぶりに印稿書きで手に力が入りすぎ、
書き終わると手が痛くなりました。

その使用用途から、小さめなサイズのご注文でしたが
大きく彫りたかったです。
とにかく『おじいちゃんご先祖様』の
偉大さを感じることのできたご注文でした。

受け取りの際、印鑑の出来にご納得頂き
「また別の個人印を頼んで良いですか」と聞かれました。
確かうちは、はんこ屋さん、
お客さんがはんこ注文するのに
なんでお伺いをたってているのでしょう(笑)

「今度は是非奥様の印鑑を。お名前は?」
聞いた途端にざっと書き始めると
「なにかイメージが湧き出てくるんですか」
「今、この新しい書体が自分の中でブームなので、
 どんどん書いてみたくなるんです。
 でも、実際に彫るには、じっくり考える必要があって、
 時間的にきついんですけど」

初代は、自分の中にあるものを彫ったので、
きっとそれほど時間がかからなかったと思います。
しかし、三代目は、自分の中にはまだないものを
考え考え印稿を書き彫るので、時間がかかって当然。
よく、初代のオリジナル書体を復活させられたものです。

この書体、どうしても今の印鑑の書体のいい方をするなら
印相篆書体とでも呼べばいいのでしょか。
この書体には30年以上の時をへても、
お客様を呼び寄せる力があることがわかったのですから
縁起がとても良い印鑑です。

これは、もう普通料金では無理です。
プレミア書体にしようかな。
そうだシークレット書体にしよう。
なんでもシークレットは、射幸心をあおり
コレックター心をくすぐるもんな。
でも、東堂印章印鑑コレクターはいないか(笑)

とういことで、今回は書体を公開しません。
書体名は決めています。
おじいちゃんの名前をとって『YOSHIO』です。

東京渋谷の印鑑専門店の地図、印鑑のインターネット通販は東堂印章公式サイトバナー かわいい英樹2g.gif

いつも投票ありがとうございます⇒banner_04.gif
posted by 一日3本 at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋さんの裏メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック