欠けているもの、四角形もの、ダ円形のもの、2重の枠があるもの、
ナナメに彫ってあるもの、機械彫りのものなどが上げられます。
その真偽はともかく、
今回のテーマはナナメに彫る千鳥です。
当店ではナナメに彫ることを千鳥と呼んでいますが、
これが一般的かどうか知りません(笑)
この千鳥に適した書体は、古印体と篆書体です。
印鑑はナナメに並んでいても縦書きなので
1文字目が右上、2文字目が左下になります。
この千鳥のコツについては、二代目の父から珍しく言葉で教わりました。
上手くナナメに彫れなかったので、
見るに見かねて、教えてくれたのでしょうか(笑)
それは上の空間と下の空間の長さを一緒にするというものでした。
確かに、この長さを一緒にするとまとまります。
これが千鳥彫りの基本です。
二代目が言葉で教えてくれたのは、ここまでです。
しかし現在、仕事がいっぱいあり、
はんこ屋職人養成が急務なので、三代目は更に言葉で教えます(笑)
実際に彫ると1文字目を少し長く下まで彫った方が良い場合もあります。
どういう時そうなのかは、一概に言えませんが、
2文字目が大きく見える田、口などの四角い字の時は、
1文字を下の方まで彫りましょう。
そしてもう一つのコツは二つの文字を入り込ませることです。
ためしに書いてみました。

左が入り込ませなかったもの、右は入り込ませたものです。
違いが伝わるでしょうか。
もちろん字によっては入り込ませられないこともあります。
とここで入り込ませた方が良いことを伝えたかったのですが、
書いてみたら、どっちも良いようです。
好みの問題かな、というより
もっと特徴の出る字で書けば良かったのですが(笑)
「皆藤」さんで書いたのは、
今一番のお気に入り、お天気お姉さんの皆藤愛ちゃんが、
はんこを作りに来る願いを込めてです(笑)
明日はどんなコート着てめざましテレビに登場してくれるかな。
こんなことでは、養成講座になってませんね。
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