2012年10月02日

夜行バスに乗って

「四国から夜行バスに乗って来ました」
「えっ、四国から」
横幅のある女性です。
「(鴨居先生の)マンガを読んだ友達が、ここのことを教えてくれ、
モチーフを入れたハンコなんて、私を騙そうとしていると思いました。
でも、ネットで検索するとホントにあって。
 ネットからのモチーフ入りのハンコの注文はできないと書いてあったので、
 いてもたってもいられず、夜行バスに飛び乗りました。」

「何時間かかるんですか?」
「10時間です」
「この後、また10時間かけて帰るんですか?」
「こちらに友達がいるので、そこに泊めてもらいます。友達には、突然来てと、叱られました」
「片道いくらかかるんですか?」
「夜行バスの金額は、6千円から1万3千円まであって、
 8千円のに乗りたかったのですが、キャンセル待ちしかなく6千円のになりました」
「では、身体をせばめて」
「たまたま、隣の席が空いていたので、広く使えました」
「それは良かった(笑)」

この勢いで夜行バスを入れそうでですが、そうではなく、猫と観葉植物です。
ざっと書きながら、おおまかに半生を聞き、
高校時代、柔道と真剣に向きあっていた時の写真、
怪我で柔道をあきらめ、痩せて、キレイになった写真を見せてもらいました。
マンガか映画のようにまったくの別人です。
痩せて地元に帰った時、実際にあなた誰?状態だったそうです。
この夏、ビールが飲めるようになり、また横幅が出てきてしまったそうです。

「今日は飲み会で、丸亀出身のご主人のお店に行くのですが、もうめちゃくちゃ、どれもが美味しくて」
「四国出身の方が、こちらでがんばっているのを聞くと嬉しいです」
もう1本頼むかどうか検討していましたが、また次の機会にということになりました。

ここで終われば、遠くからありがとうで、キレイに終れるのですが、
夜7時半くらいに戻って来られました。
「やっぱり、もう1本頼みたくて」
「えっ、今日は飲み会で8時閉店と言いましたよね」
もう、無駄話なし。
名前と入れたいモチーフを聞き、形は後で追求するとして、
ああでもない、こうでもないと、ざっと書き、3つ目で
「ホントは富士山の形も色々あるのですが、とりあえず、こんなレイアウトでいいですか」
「もう十分です」
午後7時50分、ぎりぎりセーフです。
おしゃべりしなければ、こんなもんです(笑)
余計なこともつい、言ってしまいます。
「鴨居先生のマンガを読んで来店して下さる方、たいてい手土産がないんですが
 ブログを読んで、モチーフを入れたものを頼む方は、たいてい手土産を持ってきてくれます。
 四国から来られたのに、手土産ないなんて(笑)色々美味しいものあるでしょ」
「庭にすだちがあって、美味しいです」
「それですよ。
 それとキレイな人のために、がんばるお店なので、
 今度来る時は、痩せてキレイな状態で来てくださいね」
「はっはい」

さて、メールで許可を頂き印影公開です。
実がなることを信じてお彫りしました。
四国100.jpg
posted by 一日3本 at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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