2012年08月21日

品川区のパカ、自分のばか

ポエマーくんから6桁のはんこのご注文です。
実印にする印鑑で、品川区へ登録です。

品川区については、機械彫りの肉球の入ったはんこが印鑑登録できましたという
知らない人のブログの記事を読んだことがあり、
機械彫りで絵など入った特徴的なものは、どこで作ったかが直ぐに分かってしまい
そこに頼んだら、同じはんこが手に入ってしまう可能性が高く、あんなはんこを実印として
認めてはダメなのにと思っていました。
なので、どんなはんこでも品川区は印鑑登録できるだろうと思っていたわけです。
これが、大間違えでした。

ポエマーくんは、飲み会にも参加してくれていますし、差し入れもたくさん頂いていますので
がんばって、凝ったはんこを彫らなければなりません。
暑さで納期を延ばしたくなりましたが、延ばしたところで、いずれは彫らなければなりませんので
弱い気持ちに勝ち、見事にポエマーくんの要求以上のものが完成しました。

品川100.jpg

ポエマーくん、勇んで品川区に印鑑登録に行ったところ、書類を見せられ、
記号の入ったものは登録できませんと言われ、その書類には肉球入りのはんこが見本にあったそうです。
その書類は、もらえなかったそうです。

印鑑登録できなかった事実をはんこ屋も知り呆然。
思えば、区によって、登録できるできないは、うちのお客様からの情報ですが
唯一、品川区だけが知らない人のブログ情報でした。
そのブログを見つけようと、検索しても見つけられず、
ここは、調べる専門家のまったりさんだと思い、お願いすると
「品川 登録 肉球」で3番目に出ましたよと、直ぐに見つけてくれました。
はんこ屋は「品川区 印鑑登録 肉球」として見つけられなかったのですが
印鑑など色々と置き換えられる言葉は省くのが検索の基本だそうです。
サスガです。

その記事をプリントしたものを渡し、
それでも、登録できなければ、区長宛の陳情書だと、
陳情書の草案も作りました。

印鑑登録の本来的意味は、捺印者本人の意思であること公的に証明することであると考えられます。
それには、ひとつしか存在しないはんこの存在が不可欠です。
しかし大量生産の既成のはんこが印鑑登録でき、
唯一つのはんこと実感できるはんこの方は、規定に則しないと登録できないのは
印鑑登録制度の本来的な意味から外れています。
区民の財産を守るための印鑑登録制度と考えれば。。。。
こんな感じです。

ところがポエマーくん、区役所のキレイな人が担当だったそうで
文句を言うどころか、ブログがガセだと思いこまされて帰ってきました。

この象牙、印鑑登録できるように彫り直す?と聞くと
それは絶対やだと言います。
そして「印鑑登録できなかったことで、あっちこちに押して自慢できるので、かえって良かった」と
言います。広い心です。

諦めきれないはんこ屋は、品川区のホームページを見てみると
登録できない印鑑に
「氏名以外の文字(屋号など)や模様の入ったもの 」として
ハートが三つ入った例がありました。
このホームページ先に見ていれば、自分のばか!
それにしてもあやしい。
こんな登録できない例を、サンプルまで作っている、ホームページを見たことありませんし、
窓口には、肉球はんこが例となっているというし、絶対なにかトラブルがあって、
こんな規定ができたに違いありません。
そのことを言って下されば、納得するのですが。

ポエマーくんが再び6桁のはんこを注文してくれました。
今度こそ印鑑登録できるものです。
品川区への挑戦です。
絶対今度は勝つ(笑)
posted by 一日3本 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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