2006年11月23日

完全手彫り仮面ハガシ

機械彫りを完全手彫りと偽って高額な金額を請求するサイトが
まだまだ存在します。
ホームページで紹介されている職人は、本当に完全手彫り出来ても、
ネット販売は身内が機械彫りということもあるようです。

本当のことに紛れて、嘘は書体見本と、
(枠に何箇所しか付けない)篆書体が偽造しにくいと
しているところぐらいです。
(機械彫りは文字と枠の接しているところをうまく彫れません)

書体見本を見れば、プロにはすぐに機械彫りかどうかわかります。
そういえば、書体見本が準備中という
完全手彫りとしているサイトがありました(苦笑)
しかし一般の方には、なかなか分からないようです。

そこで思い付きました。
完全手彫りをうたっているところには、
注文前にこのように問い合わせてみましょう。

『最近、機械彫りを完全手彫りと偽って販売しているところが
 あると知りました。
 貴店は信頼できると思っているのですが、
 完全手彫りと確信したいので、
 出来上がった印鑑の発送前に、
 注文した印鑑に直接字入れした状態(彫る前)の写真を
 メール添付で送ってもらうことは可能でしょうか。
 完全手彫りかどうか確認したいだけなので、
 字入れしたものの変更は願いでません。ただ確認だけです。
 自分が注文した印鑑の字入れした写真を
 記念にとっておきたい気持ちもであります。』

こんな感じです。
完全手彫りなら直接印材に字入れをする訳ですから、
当然ある工程で、
写真を1枚取って送るだけですから、断る理由はないはずです。

注意点としてはサンプルを使われないようにしましょう。
必ず自分が注文する印鑑の写真であることです。

職人が写真を取れないとか、工程が滞るとか、
なんだかんだともっともらしい理由を付けて、
字入れされた印材写真を見せないのは、
もう完全手彫りは嘘でしょう。
完全手彫り偽り封じです。

この問い合わせで、偽りの完全手彫りの仮面がはがせるはずです。
あそこは大丈夫と思ったサイトがバリバリバリ。

あくまでも印鑑は、作る工程に意味があるのではなく、
出来上がった印影こそが評価対象となるべきものです。
うちは、印稿手書きし、荒彫りは彫刻機、
仕上げは印刀での手彫りです。
印影こそが勝負。

(実はこのブログ未完成です。
 やはりこのブログには、実際に字入れした写真がなければなりません。
 ちょっと書けば良いのですが、今週はいっぱいいっぱいで、
 そんな時間があるなら注文されている印鑑彫りなよと
 言う声が聞こえて来ます(笑)
 来週にでも書いて写真取ろう)

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