2012年07月20日

龍は5本指でお願いします

まずは、会社のはんこのご注文を頂き、無事引渡しが済み、
当店で、はんこを注文する楽しさを知った女性がいます。
なぜか毎回、お昼時に来店されます(笑)

やはり、お昼時に現れ
会社の次は、個人の認印のご注文で、龍を入れたいと言います。
「なぜ、昼休みの時間帯でなくても来れるはずなのに、どうしてお昼時ばかりとお思いでしょう」
「どうしてなんですか?」
「普通のOL風にしたいんです」
複雑な乙女心です。

さて、ざっと書いてみると、
「龍の手を五本指にして欲しいのですが」
「日本の龍は、三本指で、韓国は四本、中国で近年一般的にも五本指を使って良くなったんですよね。
この小さい中に5本彫るためには、そこだけ、大きくしなければなりませんから、無理です。
(お仕事内容的にも)日本龍でいいでしょ」

「(文字の一部にした)龍、上から下までつながりますか」
「要求が多いな(笑)」
「お客さんですから」
普段お仕事で、無理難題を言われているのでしょうか。
日曜日お店番をお願いしているいとこが、時々平日の昼間も来てくれるようになり、
この時もちょうどいて、どうも立ち位置も考え方お客様寄りです。
いとこ「ねえ。お客様なんだから、ちゃんとして」
はんこ屋「なんか、2対1で攻められている感じ(笑)」

龍を上から下までつなげると文字としては、成立しなくなるいけど、認印なので本人の希望にそうかと
ぶつぶつつぶやきながら、ざっと書き、やっとOKをもらいます。

彫る時になり、まあ5本指に見えるようにもしてあげようかと、優しい心が芽生えます(笑)

そして、なぜか、受け取り時は、お昼時に現れず、夕方にご来店。
「あれ、お昼時じゃない。お昼時に来ると待っていたんですが」
「たまには、お鮨くらい買って来いということですか」
「一緒にランチに行くとか」
「いや、私がお昼に高級寿司を、自分用に買ってきて、お店番しておきますから、
 はんこ屋さんは一人で食べに行ってください」
もう素直じゃないんだから(笑)と思っていました。

「また、来ます」
「お寿司待ってます(笑)」

もろ龍100.jpg
指が5本なら、お寿司も握れるはずです。
posted by 一日3本 at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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