2006年10月18日

「子」の印相体

「美」の字を印相体で1番彫っていると書いた
ブログの根もカワカヌうちに、
やっぱり「子」の方が多いよなと思いはじめました。

「子」を彫ることがあまりに普通なので盲点になっていました(笑)

最近では、名付けられた女の子の名前ランキングで、
子の付くお名前が10位以内に入っていませんから、
子の付く名前が珍しくなる日も近付いています。

「子」は昔からたくさんのはんこ職人さんが彫ってきましたから、
小篆をベースとして篆書・印相体でたくさんの形があります。
今、気に入っている形に落ち着くまで、やはり色々な形で彫りました。

ある時に今の形で彫ってあるはんこをお客さんに見せてもらい
自分でも真似てみるといいじゃないですか。先達に学です。
更に、今年になってから、2文字で横入れ銀行印にする場合は、
少しアレンジを強くして、
金運(時計の短針9時の位置)に付くようカーブを増やします。

子.JPG
@ちょっと真面目に書いた小篆の「子」
A以前用いていた印相体「子」の形
B以前用いていた印相体「子」の形
C気に入って用いていている印相体「子」の形
D更にCをアレンジした銀行印用の「子」

自分が彫るはんこには数に限界があるので、
どうぞはんこ屋職人の方、真似てみて下さい。

名刺をご注文頂いている知的所有権を研究されている大学の教授から、
書体を何度も持ち込んだけど、
書体は特許として認められないんだと聞いたことがあります。
その教授が学生達と作った、
ある書体から別の書体を作るものは、特許が認められたとか。

とにかく、良いはんこ、機械彫りと明らかに違うはんこ作りには、
はんこ職人同士切磋琢磨が必要なのですが、
なかなか良い印鑑にも、良いホームページにも出会わないな〜。

渋谷のハンコ店の地図、印鑑のインターネット通販は東堂印章公式サイトへ

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posted by 一日3本 at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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