それによって、お客様がしぶちかはんこ屋に求めているものが分かるからです。
きちんとした印鑑、デザイン的な印鑑、縁起の良い印鑑、
全てを求めている方も、たくさん来られますが(笑)
その来店のきっかけを上げてみると
1.通勤などで、しぶちかを通っていて、ここにはんこ屋があるんだとなんとなく覚えていて、
いざはんこを作る必要がある時に思い出し、ご来店頂いた方。
2.しぶちかに、ハンコ屋がなんとなくあるのを知っていて、ちょっとホームページを調べて、
来て頂いた方。
3.『渋谷 はんこ』で簡単に調べて来て頂く方もいます。
4.一方、ホームページやブログを他店比較、色々と検討して頂いて、
ここだと決めて来て頂く方もいます。これは遠方の方が多いです。
最近では、京都、青森、福岡、福島からご来店頂きました。
先日は、このブログを1週間で全て読破して、ご来店された方がいました。
はんこ屋本人より本人の過去を知る女性です(笑)
5.リピーターさんも数多く、ご来店頂けますが、申し訳ありませんが、
お名前とお顔では、思い出せない方が、ほとんどです。
以前、お話したエピソードを聞いているうちにつながっていきます。
6.口コミさんも多いのですが、これまた難しく、
オススメ頂いた方に、どのようなはんこを彫ったのか、わからないケースが多く、
どのようなハンコをお望みかから、探らなければならないからです。
7.テレビ、マンガ、ラジオで、しぶちかはんこ屋を知った方もいまだにお越し頂けます。
モチーフを入れるケースが多いです。
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは、長身の美人さんです。
落款印を作りたいということです。
落款印のご注文の場合、まず篆刻作家ではなく、はんこ屋が作る木の落款印なので、
この程度ですと、以前お彫りした落款印をお見せします。
納得して頂いた上で、どのような作品に使われるか、
何をお彫りするか、サイズは、朱文か白文か決め、ざっと書き始めます。
白文をざっと直ぐに書くのは、無理なので、朱文でイメージだけでなどと言います。
今回は伝統的な感じで、慎重に書いていきます。
「はんこ屋さんなので、ホントはスッキリ彫れるのですが、
意識的に文字のラインをくっつけて、はんこ屋さん的には失敗ポイントを作ると、
落款印らしくなります」などと説明していきます。
一つざっと書いた段階で、来店のきっかけを尋ねてみました。
するとブログでモチーフ入り印鑑を見てのご来店とわかりました。
「桜、入りますか?」
「入りますよ。早く言ってくれないと(笑)」
ざっと書き始めると、あれ書く速度が先程と全然違い早いです。
「こういうモチーフ入りの方が自分として、好きなのが分かりました。
落款印は文字をどのように通常のバランスと変えて、味のあるものとするかです。
ところがモチーフがあることで、文字のバランスが自然と変わるので、
こちらの方が得意と分かりました」
さて彫るにあたり、迷った点は、桜をいつものようにスッキリきれいに彫るか、石に彫ったようにギザギザ彫るか、『心』のハート部分はどうするか。
結局桜はスッキリ気味で、ハートは文字なのでギザギザにして、
桜だけを目立たせることにしました。

小篆と本格的なモチーフを合わせてお彫りするのは、初めてでしたが、
なんの違和感なくできました。
この美人さん、Facebookにこのブログへのリンクを貼ってくれるそうです。
そこで「Facebookの人達、キレイな人多いですか?」と聞いてみました。
もちろん私の周りにはキレイな人が多いですよという答えを期待してですが。
ところが小首を傾げるだけ。
美人はこういう仕草で、ぐっときますねと思いつつ、
「キレイな人もいるし。。。なんですね」
Facebookは、限られた仲間ではなく、一般社会と同じことに気づきました。
皆さん気づきましたか?
前回のブログに続き、キレイな人のために頑張るお話です。
3部作で次回もキレイな人のお話です。