でもそれは、大工さんのためではなく、建具屋さんのお孫さんのためです。
建具屋さんアイテムは、何が良いかと考えたところ、カンナとトンカチに至りました。
トンカチ屋さんのホームページの建具屋さんが使う小さ目なトンカチを知り、それにしました。
トンカチの写真をトレースして、印稿を書いてみると、どうも実際の縮尺にしてしまうと、
トンカチの頭の部分が小さく、トンカチらしくありません。
頭部分を大きく書き直します。
モチーフも結局のところ、実物がどうなっているかよりも、
ハンコにした時、どのように見えるかが重要なわけです。
センスの問われるところです。
あっこんなこと書くと、真剣に彫っていることがバレちゃう(笑)
更に「建」の字は建具のようにデザインできることに気付き、
取手はどんな形が良いか、建具に詳しい人にお聞きしたところ、丸い形で良いということでした。
左側に丸を配置しようとすると、それは間違え、右側にないとオカシイと指摘されてしまいました。
もう、これ以上指摘を受けて制約ができると難しくなるので、見せないようにします(笑)
男の子さんですが、愛ある人生を願い、心をハート風にしました。
ご両親には、細かく彫った大工道具よりこのハートを気に入って頂いたようです。

これで大工道具を彫ったことがないとガッカリさせることは、ありません(笑)
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