2006年09月14日

龍の印鑑1

サンク・カロさんにはギターが入った印鑑、
自称プリンセスちゃん(元 携帯ちゃんブラックさん)には
四つ葉のクローバーを彫った印鑑、
両方を見た、タッチャンさんは、
私にも龍が入った印鑑が欲しいといいます。

昔から龍ははんこのモチーフになっており、
龍の模様を回りに入れ、中側に名前を彫るのが普通です。
古い見本帳にあります。
龍の印鑑、昔.JPG

龍など彫ったことありませんので、
タッチャンさんの注文は、ほっておきました。

義弟がサンク・カロさんに時計を注文しました。
通常3ヶ月待ちで、更に制作の難しいヘビ皮も使用します。
それなのに、注文して1ヶ月もたっていない時に、
サンク・カロさんが、
「今から義弟さんの分作りますよ」
というじゃありませんか。

翌日、龍の印鑑について調べ始めました。
どうもこれというのがありません。
イメージとしては真ん中に昇り龍、
両脇に名前を上昇印相体で彫るです。
龍の印鑑イメージ.JPG

龍をどのような形に彫るかが問題です。
昔の見本帳を見ても、
ネットで「龍 印鑑」で検索しても、
なかなかよいものはありません。

何とか賞受賞という四角い密刻という分野の龍は
まあいいけど、名前彫ってないし、はんこにしないで、
絵でいいんじゃないと思ってしまいます。
その人の龍の個人印は回りに龍らしき
模様があって中に名前。
斬新さもなく龍の模様にも繊細さがありません。

ネットでの検索で唯一いいと思ったのが
武田信玄の二重の丸の中に龍が彫ってある印です。

あとは黒水牛の表面に龍の模様がある印材の存在を
知ったことです。
龍の印材.jpg

案の定タッチャンさんから
「義弟さんの時計、特別早く作りました。
 はんこ屋さんもそろそろ龍の入った印鑑
 彫りたくなりませんか。」催促のメールです。

龍の模様を真ん中にして書いて見ましたが、
どうも龍に見えません。
サンクカロさんに
「タッチャンさんの龍のはんこ彫れませんよ。
 もうちょっと熟成期間が必要です」
と愚痴っていました。

街の中、龍は、気を付けて見るとたくさん存在します。
龍バス.jpg
しかし、はんこにすることを規準に考えると
なかなかこれだというものがありません。

覚悟を決めました。
良いと思ったものをお手本に彫る。
武田信玄の龍を真ん中に彫り
それを包み込むように姓名を印相体のアレンジで。

いよいよ明日は龍の印鑑の印影を公開「龍の印鑑2」につづく

渋谷駅のはんこの地図、判子のインターネット通販⇒東堂印章公式サイトバナー かわいい英樹2g.gif

いつも投票ありがとうございます⇒banner_04.gif
posted by 一日3本 at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 無理を聞く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック