屈伸法の言葉から、文字を構成する線を折り畳んだり、
伸ばしたりして、他の文字とのバランスを整え、空間を埋めたりすることと想像できます。
印相体では、ごく普通のことです。
一つトレースしてみましょう。
「荘功子印」
子の形が面白く、今日から印相体で使えます。
解説を読むと点画を折り畳むことで、増画の効果をあげ、
また文字を引き伸ばして、印面のバランスを保つもの。
伸ばすというのは、たとえば、3文字を右に2文字、左に1文字彫る場合、
左の1文字を縦に伸ばすことを言うそうです。
あまりに普通なことなので、印相体ではざっとも書きません。
このブログで紹介した土地家屋調査士さんの職印の規定が書かれた紙にあった例、
文字数が少ない時に伸ばすことを知らないものでした。
はんこ職人の皆さん、
機械フォントのハンコについておかしいことは、おかしいと言っていきましょう。
2011年12月01日
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