2011年10月07日

うちのフレンチブルドックは黒

コルクボードのしぶちかはんこ屋ギャラリーを見て、
モチーフ入り印鑑に興味を持って下さる方は、結構いるのですが、
実際に注文に至る方は少なく、5,6人に1人くらいです。

モチーフ入り印鑑のご注文のきっかけは、このブログ、
周りに持っている人がいて(口コミ)、鴨居先生のマンガを読んでが主です。

そんな中、お勤めの会社の用事で認印を購入しに来た女性、
モチーフ入り印鑑に興味を持ち、
キレイな人でしたので、軽く説明をしてみます。
モチーフは自由、でも絵が得意なわけではないので、
形のわかる資料をお持ち下さいと伝えます。

このキレイな女性、ホントに、数日後注文に来てくれました。
モチーフは、フレンチブルドックでイラストの資料をお持ちです。
「わぁ、これ難しな。
 苦手なことがあって、白抜きの細い線は、うまく彫れないのです。
 あまり、浅いと朱肉で埋まってしまい、ラインが消えてしまいますし、
 はっきり出そうとすると、今度は白抜き部分が大きくなり過ぎて、
 形が違ってしまうのです」
「あんな、細かいのが彫れるので、この程度なら簡単だと思っていました。
 話を聞くと確かにとは、思いますが」

「全部をラインで構成するのは、ダメですか」
「うちのフレンチブルドックは、黒なので。
 ホントにこのイラストに良く似ていて」
ケータイの写真を見せてもらったところ、確かにそっくりです。

もうやってみるしかないようです。

「ご注文時に内金として半額程度か前金になっております。
 店頭では、現金のみでカードは使えません」
お昼休みにちょっと抜けてきて頂いたので
「今、現金手持ちがないので、後で改めてきますね」

後日
「せめて、目を白抜きにしても良いですか」
「それは、ちょっと」

そして彫る日、小さいサイズでは、とうてい彫れないことがわかり、サイズを大きくし、
仕上げ刀で、ゆっくりと白抜きのラインをつくるしか、ありません。
結局、一日このはんこ作りで、遊んでしまいました。
今の自分には、これで、精一杯です。

受け渡しの日、
「これで大満足です。蝶やお花もいるし。
 これ、『博多通りもん』、連休で実家に帰っていましたので、どうぞ。
 和風なのに洋菓子の点が大好きなんです。
 知っていますか」
「知っています。
 相模原の人が以前持ってきて下さり、何もいわずに渡され、
 パッケージが東京ばななに近いので、気軽に食べ、美味しい。
 隣におすそ分けと、渡すと、これ博多でしか、買えないものですよねと言われ、
 そんな価値があったとは、気安く食べてしまったと反省しました(笑)」

image-20111007085845.png

「もう、二度と彫らないから」
「フレンチブルドックですか」
「細い白抜きのラインは、二度と彫りたくないです」
フレンチブルドック100.jpg

「このお店でマンガを知って、『君の天井は僕の床』1巻買いました」
「モチーフ入りの印鑑について書いてあったでしょ。
 この頃は(はんこ屋のことを)かっこよく描いてくれたのですが、
 この2巻では、ほらね。大分崩れてきたでしょ(笑)」
「キャラが出てきた感じですね(笑)」
「この飲み会の話、あっ2巻読んで頂いてから話ますね」
「ネタバレになってしまいますからね」

鴨居先生、やりました。
一人読者増やしました。
posted by 一日3本 at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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