2011年09月14日

ニューシネマパラダイスの自転車

時間をおいての2回目のご注文の理知的でキレイな女性のご来店です。
前回はご自身のための鳳凰モチーフ入り印鑑、今回は、ご主人へのプレゼント用のハンコです。
まずは手土産からご紹介です。

image-20110914010623.png

六本木のお店ではないと購入できないそうです。唯一のお店って、イイですよね。
「手土産に、こちらをお持ちすると、後からよく電話を頂き、
 私もこちらのお品、手土産として使っていいかしらと言われるんですよ」

image-20110914010018.png

その紙袋に印刷されているロゴを見て
「あれ、読めない。『明』かな違うな」
「『夢』じゃないですか。草が草冠で」
「草が草冠か、なるほど、思い付けませんでした。
まだまだです(笑)」
さて、ご主人はアルファベットの外国人名です。
ファミリーネームのハンコに、モチーフを入れます。
「確か前回、自転車をモチーフにしたいと言われてましたよね。どんな自転車ですか」
「(主人は)ヨーロッパのアンティークな自転車
が好きです。ニューシネマパラダイスに出てくるような自転車です」
「それで調べれば、なんとかなりそうですね。」
「正面からの写真しかないような。ママチャリでなければイイですので」
「大きく入れますか」
「小さくていいです」
ざっと書きながら
「ここを登っている感じに小さく入れましょう」
「カワイイですね。それに1行目と2行目で文字数がかなり違うので、
 どうかなと思っていたのですが、自然ですね」
「上手でしょ(笑)」

お彫りする前日の夜、ニューシネマパラダイス 自転車で画像検索してみます。
ホントだ。正面からの写真しか見当たらない。
これではよくわかりません。
今度は、アンティーク 自転車で画像検索。
前輪が大きくペダルがついていて、後輪が小さいレトロな自転車なら形が分かりやすく簡単です。
ニューシネマパラダイスの自転車は、表紙の絵を見ても、車輪の大小はないようです。
チェーンを使った自転車かどうか知りたいところです。

もう映画を観るしかない。早仕舞いしてTSUTAYAに行きました。
ところが、前日の日曜日まで、旧作100円キャンペーンをしていた影響か、全部貸し出し中です。
え〜、千円で売っていたら買うか、好きな映画出し、美味しいもの頂いているしと
販売フロアに移動しましたが、千円コーナーにも高いコーナーにも、
中古のコーナーにもありません。
ニューシネマパラダイスどれだけ人気なんだ(笑)

笑っている場合ではありません。
地元のTSUTAYAにかけるか、
そうだYouTubeで検索。
iPhoneのYouTubeでニューシネマパラダイスを検索すると、
あの叙情的な曲が流れて、映画のシーンがスライドショーで見れるものがありました。
自転車のシーンも2カットあったんですが、やはり正面です。
チェーンがないように思えてきました。
映画を借りられても難しそうです。

とうとう、彫る日の午前中、まだネットとにらめっこです。
イタリア アンティーク 自転車で検索すると、
アンティーク自転車の展示会の写真の中に思っている感じのチェーン無しの自転車がありました。
でも写真の角度が、…

そしてとうとう、イタリアのニューシネマパラダイスのロケ地には、
ニューシネマパラダイスのミュージアムがあり、
撮影に使われた自転車も展示会されているというブログがあり、写真もアップされています。
美味しい珍しいものを頂くと、こんなにも頑張るんだな(笑)
写真を見るとあれ、チェーンの自転車だけど、あまりに普通、画像が粗く、
バックに写っているものと区別がつきません。
あらためて、検索してみると、ニューシネマパラダイス 画像で出てきていた写真の中で、
無視していたものの中に、もっと鮮明な写真がありました。
巡り巡って、答えは、身近なところにあったわけです。

しかし、彫る段になり、ブレーキがアンティーク自転車の特徴なのかも知れませんが、
サイズ的に彫るのは、無理、
さらに、ハンドルの湾曲も彫れず、ごくごく普通の自転車になってしまいました。
自転車A.JPG

でも、気持ち的には、ニューシネマパラダイスの自転車ですから(笑)

今、むしょうに、ニューシネマパラダイスが観たいです。

posted by 一日3本 at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック