2006年08月01日

『う』の印相体

ひらがな『う』の機械メーカの印相体を見ました。
まるで、カタカナの『ラ』に見えます。
こんな感じでした。
上:機械メーカーの印相体の『う』の形
う1.jpg
下:篆書体をもとにした『う』の印相体
印相体は本来、篆書をベースにしますから、このようになります。

しかし、例えば「○○よう子」などフルネームで彫る場合、
左側に3文字『よう子』と入れることになります。
すると、どうしても1文字ずつが平らになり、バランスが悪くなります。
そこで、ひらがなを行書ベースにした印相体にするとこうなります。
う2.jpg
左が篆書体ベース、右が行書ベースの印相体

ほんのちょっとした違いですが、このようにすると、
ラではなく『う』とわかり、空間のあきが少なくなり、
バランスがよくなります。

はんこ屋さんなら、機械メーカのフォントを使わず、
自分の手で印稿を書きましょう。
一般の人にもまだまだ、違いがわかってもらえますよ。

今回は、街の中に「うなぎ」と書いてあるのを良く見かけますので
「う」をテーマにしました。
「うなぎ」と書きたくなってきた(笑)

昔ながらのはんこのお店の地図、印鑑インターネット通販は東堂印章公式サイトへ

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posted by 一日3本 at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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