ブログで見たような弁護士バッチをモチーフにしたものをお願いできるかです。
金額は、会社印に準じること、
モチーフ入れられますが、ホントに入れてイイんですか(笑)
そして、ご来店。
「仲良くなったお客様のご主人のために、四角で弁護士バッチを入れた職印はお彫りしましたが、
後は文字を一見分からない程度に、モチーフにするくらいですよ。」と意思確認をします。
結果、丸で真ん中を弁護士バッチにして、3本欲しいと言います。
丸に弁護士バッチは初めてです。
細かいモチーフ3本同じものを彫るの辛いな。
回りの文字も、好きなモチーフの形を織り込めますよと、いくつかざっと書いてみます。
数日後再びご来店。
おそらく、資料なしで、ざっと書いたものに不安を感じられたのと、
新たにトランプのモチーフを思い付き、
自分で文字に織り込むアイデアを書いたものを持って来てくれました。
「これ文字として成立するかな。カーブが逆向きなので、
自分では絶対しないんだけど、本人の希望で職印なので、まあいいか」
ブツブツ言いながら、形を確認していきます。
確認し終わり
「あれ、これだけ、モチーフの文字にするなら、後、4つ考えて、
全部モチーフが織り込まれた文字にしましょうよ」
自分で考えなくて良いとなれば、強気なはんこ屋さんです(笑)
後日電話があり、これ以上はモチーフを入れないということです。
完成から1カ月後に引き取りに来店されました。
「大変だったことを、愚痴ろうと思っていましたが、時間が経って忘れちゃっいましたよ(笑)」
「時間が経つとイイんですね(笑)
天秤細かい」
「そうなんですよ。大変だったんですよ」
(そうか天秤細かかったのか(笑))
「なんかやる気が出てきました。
このハンコを押したいから、訴訟しよう。
この暑さで、やる気がなかなかでなかったのですが」
はんこを見て、やる気が出たとは、嬉しい言葉です。
頑張ったかいがありました。
「裁判官さんにも、バッチやハンコあるんですか」
「バッチは、<裁>と確かなっています。ハンコは、判決文に押すだけと、思います」
「彫りたい。その法廷で使われた職印全て、しぶちかはんこ屋謹製って面白くないですか(笑)」
「では、こんど裁判官にあったら言っておきますね」
あらたな野望ができました(笑)

多目の印影公開の真の目的は
はんこ屋さんの目線で
凝ったはんこを作り続ける辛さを
実感して頂くためです(笑)
こんなに凝ったはんこ完成したのに
次の日には、
また凝ったはんこを彫らねばならない(笑)
救いは手土産です!!