2011年06月28日

最初に発見する鳥

はんこ屋職人がお休みの日曜日に来店され、ひらがなのハンコを注文された方、
月曜日にどの様なるか、もう一度来店してくれるとのメモがありました。

お店を留守している間に、来られたら悪いと朝1番で書き始め、
ひらがな3文字横入れは、やはりバランスが悪く、
右2文字、左1文字で書いている時に、その方が来店されました。
いる時で良かったです。

ひらがなは行書をベースにした印相体で、レイアウトは、2文字1文字にした方が、
バランスが良いことを説明します。
納得いただいたようです。
一仕事、終わった感を持った時に

「ブログで見たようなオシドリ入りますか」
「えっ!
モチーフを入れたハンコは、どの銀行でも銀行印として登録できますし、
ひらがなは空間がありますので、どのようなモチーフもたいてい入ります。
 でもプラス料金が発生しますし、オシドリは…」
「金額の面は、構いません」

「オシドリなんですが、その仲の良い様子からオシドリ夫婦と言いますが、
 実際仲の良いのは1年で、生涯つがいなのは、鶴だそうです。
 なので、オシドリはどうかなと思うのですが、オシドリ夫婦と良くいいますから」

「シジュウカラはどうですか」
「なんでシジュウカラなんですか?」
「主人と山歩きをするんですが、最初に発見する鳥がシジュウカラで」
「ヘェ〜、ご主人との思い出ですね」

iPhoneでシジュウカラを検索、どの形がシジュウカラらしいか教わります。
「向き合っている2羽希望ですか?
 桜と一緒の写真がありますね」
「囀りの季節が、桜の季節なんです」
「じゃあ、点々を桜の花びらにしますか。
短時間で思いつけるのがスゴイよな(笑)」

さて、シジュウカラ、どうやって一色にまとめましょう。
羽全体を塗り、一ヶ所だけ白い縦のラインを入れるのが、普通でしょう。
でも顔のふちどりのような黒と胴体に近い部分の羽の青みかかった色は違います。
羽の先はまた違い茶系でしょうか?
といことで、青の部分を白く抜くことにしました。

受け取りの際に
「絵が描けないと言っていましたけど、上手じゃないですか」
「いや、絵ではなく、モチーフは新しく文字を覚える感覚です」
「漠然と鳥ではなく、
 シジュウカラと指定して良かったです。
 尾の長さとかが、正にシジュウカラです」
褒めていただいたので、今なら、ざっと書いても、「鳥」書けるもんとばかり、
シジュウカラを書き、文字と鳥の尾の部分を解説してみました(笑)
シジュウカラ.jpg
iPhoneで撮った写真をもとにアップしてみました。

手土産を頂き、
「包みは、大袈裟ですけど、ささやかですが」

この時期の保冷剤は、美味しい物のしるしです(笑)

image-20110628114408.png

たぶん初めて、ジャン=ポール・エバンスさんのものを頂きました。

マカロン好きというわけでもなかったのですが、これ、めちゃくちゃ美味しい。
気付くと3個連続で食べていました。
中のチョコが絶品です。
こんなに美味しいんだ。

ジャン=ポール・エバンス表参道ヒルズ店、是非行ってみたくなりました。
シジュウカラさん、ごちそうさま、ありがとうございます。
posted by 一日3本 at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | モチーフ入り印鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック