2011年05月11日

東京のTで抜き打ち調査

ハンコ屋さん向けの業界誌、現代印章新春号(2011年)に、
東京のT地区で実施した抜き打ち調査の結果が載っていました。
(昨日、整理していてやっとその記事に気付きました。
 今年に入っていかに自分に時間がなかったかわかります(苦笑))

大学を卒業する男子学生が、珍しい姓なので、
そのお店で、一番安い認印を作るという設定です。
8店の調査を行い、うち4店が印章組合加盟店です。

業界誌は、接客の仕方中心の記事で、
出来上がった印影については、前回同様コメント無しです。

おせっかいなので、印影審査しますと、
合格は1店だけで、都内に他の支店もある印章組合加盟のD店です。
雑誌での評価も高かったです。
普通レベルの印影です。
他のハンコ屋さんが酷すぎます。
FC店は、ともかく、印章組合加盟店で、素人が作るようなはんこでは。。。。

今回は『八鳥』の認印で柘小判で古印体のお店が多いのです。
古印体の基本は4隅を枠に接すると思っているのですが、
それが出来てているのが、1店だけ。
印章組合加盟2店は『鳥』の字の下2箇所だけ枠に接し、
『八』はまったく枠に付いていません。
もう1店の加盟店は、なぜか楷書で「鳥」の左下1箇所だけ枠についています。
楷書ならば枠にまったくつけないか、「八」も一箇所つけたらどうでしょうか。
FC店も同じようです。

古印体で、片側の字だけ、枠に接するなんてありえないと思うのですが、
FC店でも同じことが起きていますので、機械彫りだとそうなってしまうのでしょうか?
でも、既成の認印でも、ほとんど、4隅は枠についていますが。

image-20110511115641.png
既成の小判でも「八」上が2箇所枠についているのが、わかりますか。

なぜ、基本の基本もできていない、しっかり、印章組合加盟店(苦笑)

名古屋、栄の調査では、とても上手だなと感じる印影のお店が1店ありましたが
今回はなく、残念です。

posted by 一日3本 at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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