愛の告白のためでは、ありませんが(笑)
<プロローグ>
今年の2月の飲み会の日に、サンク・カロご夫妻用の実印を渡しました。
モチーフ入りは、絶対に登録できない自治体に対して、隠しモチーフでのチャレンジで、
もし登録できなければ、普通に彫り直しますからと、自分で条件を付けての印刻でした。
友人に対してしかできないことです。
今回は、まったくのオマカセでのご注文、これまた難しいです。
お彫りする前日に、やっと考え始め、
サンクカロさんには、時計の皮ベルトのシルエット、ギター、
誰もがわからない(笑)うさぎの後ろ足を隠しモチーフとして、織り込むことを思い付きました。
タッちゃんさんには、時計の皮ベルトのシルエット、太陽と月、
タツノオトシゴを隠せることがわかりました。
よく、思い付けたと、我ながら感心します(笑)
実際に彫ってみると、ギターと月が、それぞれ登録の際に、チェックされる可能性が残りました。
後は運次第。
そして、しばらくして、タッちゃんさんからメールが来て、
何も言われず無事登録できたそうです。
勝利!
また時間が経ち、今度は、サンクカロさんから
役所の忙しい時間、時期を狙っての頭脳的印鑑登録、これまた、何も言われず無事登録に成功。
完全勝利です‼
2月の飲み会の席で、サンクカロさんが、
「海外に行く度に、虎の時計探しているのですが、なかなか無くて」
「この間、ディスカウントストアで、エドハーディの虎の時計売っていたんですが、
それを買ってきたら、作ってもらえますね。
もう会社印、今回の実印とだいぶん凝ったハンコ作っていますから、そろそろこちらの番で(笑)」
更に
「サンク・カロさんの時計。文字盤をはさんで基本、対象じゃないですか。
でも、ぼくは非対称好きなので、アシンメトリーで片側にだけトラメ石
黒の皮に黄色い縞を入れてもらい、後はどうやって、はんこ屋をしめすか」
「象牙のはんこ、つけたらどうですか」
「さすが、サンクカロさん。そうか象牙のはんこをつけてしまえば、いいんだ。
彫ってから、印材屋さんの指定サイズカットしてもらえばいいんだ」
「実際に使えた方が面白いですね」
ということで、虎の時計を購入。
後は印鑑登録成功を待っていたわけですが、
無事できましたので、いよいよこちらの番です。
頼む側が、楽しいけれど、立場は弱いシステムなので、
さてサンク・カロさんへの手土産を何にしましょう。
つづく。
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