アルファベットの会社名の角印は、
はんこ職人にとって新しい課題で
どのように彫るかは思案のしどころです。
また、機械彫りと手彫りの差がはっきり出るので、
すでにこのブログでも2つ書いています。
先日はんこ屋の先輩との話でも会社名に
アルファベットの小文字が入っていたら、
横書きに彫るしかないなと話題にのぼりました。
自分の中ではこのように考えています。
1.会社名に大文字小文字がある場合は横書きで印相体。
2.大文字だけでアルファベットが8文字以内なら
篆書か印相体の縦入れ。
なるべく一行に彫る文字数が同じになるようにする。
意味ではなく文字数で改行する。
3.大文字だけで文字数が多い場合は、
篆書でも印相体でも「株式会社」等は一行に入れ、
アルファベットは意味で区切る(改行する)。
特に枠を太く、文字を細く彫る篆書体では、
ある程度文字数が多ければ、
どこで区切っても出来はあまり変わりません。
ですので意味で区切ります。
最近、お得意さんになって頂いた行政書士さんがいます。
手彫りの美しさに納得頂いて以来、
ご注文をいただいています。
その方から全て大文字のアルファベット会社名の
角印の注文がありました。
文字数が多いので、(INTERNATIONAL)
どこで改行するか確認しました。
はんこ屋さんとしては、
なるべく一行当たりの文字数を同じにしたいので、
INTERNAとTIONALで区切りたかったんですが、
行政書士さんから
「辞書をひいてもらえばわかるんですが
英語にはどこで切れば良いか区切りがあります。
INTERNATIONALの場合、
INTERで区切れるので可能ならそこで改行して下さい」
と言われました。
そして出来上がりはこのように。
篆書体で彫る場合は、意味で字割りした方が良いようです。
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