2006年03月23日

はんこを選ぶ基準がわからない

<はんこを選ぶ基準>

先日、黒水牛の銀行印を年配の男性に注文していただきました。
12ミリ丸で篆書体縦入れに決まりました。
決まった後に
「実は昔、三文判ばかり使っていて、
 いいはんこを作ろうと思い、
 山梨で開運印鑑を作ったところ、
 急に事業が傾き、何もかも上手くいかなくなった。
 バブル以前のことで、それ以来、
 はんこを選ぶ基準がわからなくなってしまった。
 このお店の前を通るたびに君が一生懸命彫ってているのを見て、
 ここになら注文してもいいかなと思い今日注文しました。」

「そういうことなら、印相体で彫らせて下さい。
 篆書ならば自分よりうまいおじいさんのはんこ屋が
 いるかも知れませんが
 印相体なら東京で1番うまいと思っているんです。
 山梨の印鑑とは違いますから」

「横に入れるのは、違和感があるから縦に入れてくれれば、
 後はきみに任せるよ。
 何十年ぶりかで印鑑を注文するので
 この歳ですが興奮しています。」

ということでお客様の話に感動し、なんとか良い印鑑をと思い
篆書と印相体の中間くらいの書体で
「竹」の字がつくので、空に竹が伸びていくイメージで彫りました。
上と下の文字の間は竹を割ったように斜めに空間を作りました。
かなりの自信作です。

後日その方が受け取りに来店されました。
「実は、あれから大変なことが起こったんだよ。
 印鑑頼んだ翌日お墓参りに妻と行き、
 荷物と上着を置いて掃除をしていた。
 しばらくして上着をとると
 内ポケットに入れていたお財布がない。
 お金は大して入ってなかったし、
 カード類も入れてなかった。
 ただお財布は知り合いに貰った良いものだったから。
 そのお財布に印鑑の引換券が入っていたので…」

「お顔を覚えていますので引換券はいいですよ。
 お墓参りの人を狙う常習犯がいるんですね」

「ご先祖に印鑑の事はくれぐれも注意しろと言われた気分だよ」

「この印鑑は、篆書と印相体の中間くらいの
 オリジナルで竹が上に伸びていくように彫れたと思っています」

「ちょっと見ただけでもこの印鑑が特別なのがわかるよ。
 気難しい職人さんもいるけど、
 きみと話していると元気になってくるよ」

「ありがとうございます」

「きみとはまた会える気がする。
 今度は誰かここを紹介して連れてくるよ」
「お待ちしております。」

この方にとってはんこを選ぶ基準は、
『実際に彫る人を信じれるか』だったようです。

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posted by 一日3本 at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋を選ぶ基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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