番外編では、一般の人にもはんこを見る目を持って頂きたいと書いていきます。
印材問屋さんからのダイレクトメールに入っていた
リーフレットの中に、
大手鉛筆メーカのエコ印材(杉の集合材)
のものが入ってました。
そのエコ印材に彫るのも、
そのメーカでするようで、
@実際の6倍の大きさに印稿を書き、
A荒彫りは精密機械、
B仕上げは職人が手でとありました。
しかし、その書体見本は機械彫り。
なぜわかるかというと役職印の「業」の字潰れてます。
「表」の字潰れています。
職人さんが係わって、字が潰れることは、ありません。
外側の字が扇形に、字の下の方がすぼまっています。
文字数が多い時に稀にこのようにしますが、
基本的には、変に歪めたりせず普通に四角に入れるものです。
私が彫ったものと比較すると違いがわかります。
実際の商品を見たわけでは、ありませんが、
見本よりいいものが出来上がって来ることがあるのでしょうか?
わかりませんが…
通販の小冊子に載っていた個人の印鑑の3本セット。
一級技能士が手彫りしてくれるそうで、
さむえ姿の職人風の写真もありました。
書体見本にシャープさがなく、
もうプロの目には、機械彫りとすぐわかります。
黒水牛、オランダ水牛、象牙と
彫ってある面が写真に写っていました。
角度は違うものの3種類の印材でみな同じ印影ですけど、
手彫りで同じ印影は有り得ないし意味ないんですけど。
少なくても写真のものは、機械彫りです。
ネットショップや通販は特に嘘が多いので、
書体見本を良く見ましょう。
個人の印鑑を注文する場合でも会社の印鑑の書体見本も見ましょう。
次の点に注目して見ましょう
1.文字が潰れている(新聞広告の通販などで良く見かけます)
見本より良く出来上がることは、あまり考えられません。
間違いなく機械彫りです。
2.会社の役職印の外側の字(会社名)が扇形(下がすぼまっている)。
絶対ではありませんが、9割以上機械彫りです。
3.ネットショップによくあるのはギャラリーと書体見本がかなり違う。
ギャラリーでは、とてもステキな出来栄え、
書体見本はパソコンのフォントを並べた感じ、
本当にギャラリーで見せてある印鑑を彫った人が
通販でも彫るのでしょうか?
4.実印の書体見本に彫ってあるのが「豊臣秀吉」「徳川家康」である。
良く出回っている書体見本で、使い回しのことが多いです。
実際は機械彫りの可能性が高いです。
実際の店舗に行く場合は、印刷されている書体見本ではなく、
実際に彫ってあるはんこの印影を見せてもらいましょう。
とにかくはんこの事で嘘ついて商売しちゃダメですよ。
注:今回のうそについては、書体見本についてです。
書体見本と違い、実際の商品は、手彫りのこともあるかも知れません。
もし、作ったはんこが手彫りかどうか、知りたい方は
店舗まで印鑑をお持ち頂ければ直ぐにわかります。
(もちろん無料で「手彫り」か「機械彫り」か判断します)
お店の地図、印鑑のインターネット通販は東堂印章公式サイトへ
いつも投票ありがとうございます⇒

あrうあるこんなの! ハンコ業界の事はよく知らなかったけど、タイヤ業界でも「これは詐欺やろ!」って内容が(ー_ー)!! プロから見れば訴えてやりたい内容が タイヤ界にもありますよ!けど、素人は騙されて値段にひかれるんでしょうねぇ・・