法務局の出張所で登録する印鑑で、
言わば法人の実印です。
呼び方は色々あり、
代表印、登記印、社長判、会社印、役職印、
天丸(てんまる:瓢箪形の印鑑をこう呼びます。)などです。
外周:有限会社Shams(篆書体)
(その後にアラビア文字を篆書風にいれました。
お客様の希望であそびです。
法務局ではサイズに規定があり、
何が彫ってあるかは審査しないのでこんなあそびができます。)
内周:代表取締役印(篆書体)
一般的には外周に会社名、内周に代表取締役印(役職名)とします。
関東では、すっきりした篆書体が好まれます。
関西では圧倒的に印相体で作るところが多いようです。
彫る時の基本は内側の役職名は太く、
外側の法人名は細く、
外枠は太め、内枠は細く。
このコントラストにより印鑑が美しく仕上がります。
機械彫りのはんこが、ノッペリした感じに出来上がるのは、
この太い、細いのコントラストがないからです。
手で彫る時には、コントラストを意識してシャープに仕上げましょう。
機械彫りで細くすると(断面でみると)
真っ直ぐで弱いものになりますが、
手彫りの場合、細くしても刀を入れる角度があり
(断面でみると)立錐(三角)になり、
先だけが細いので強いものが、出来上がります。
お客さまから、登記印における手彫りと機械彫りの違いを尋ねられたら、
機械彫りは簡単に同じものができてしまう。
手彫りは、同じものは、まず出来ない。
技術のある職人さん自体数少ない。と説明しましょう。
また機械彫りより手彫りの方が圧倒にきれいであることを示しましょう。
7割くらいの人が、この説明で納得して頂けます。
創業時は、何かともの入りでしょうが
法人の分身たる登記印を値段につられて
機械彫りで作ってしまっていいですか。
世界でひとつのものであることこそ印鑑において
一番重要のことです。
このように説明して、はんこ屋職人は1社でも多く、
機械彫りはんこから、救います。
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