通常の書体見本にない書体で彫ることが、
はんこ屋さんにとっての裏メニューです。
とても珍しい3文字の名字の方から認印を3名様分注文頂きました。
実は1年くらい前に既に2名様分のご注文頂いた方です。
ご希望は印相印。
同じ苗字で5種類の印相体という事になります。
となると、ちょっと問題です。
手彫りなので、普通に同じ書体で彫っても、
すべて違うのですが、親族で使うので、
すぐに違いがわかった方が、良いと思うわけです。
3文字で画数が多くなければ、
あまり問題なく違いが一般の人にも分かるのですが…
以前彫ったのは印相体で、字の形を変えたもので2種類。
今回は1本は上昇印相体、1本は構印相体、
残り1本どうするか決めかねていました。
結構時間をいただいていたのですが、
お渡し予定前日まで、彫らずにいました。
「お客様に昔のはんこがあったら、
勉強になるので見せて下さい」とよく言います。
実印をご注文頂いた別のお客様が、昔のはんこを持ってきてくれました。
明日につづく。
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